フレデリック・P・ブルックスさんの著作。
発行は何と1975年。
つまり同い年!!
氏は、IBMの古いオペレーティング・システム(OS)「OS/360」の開発に携わっていた方で、その経験を通して得た「ソフトウェア開発」に関する問題点や今後の展望などが示されている。
何せ古い本なので出てくる単語が古めかしいが、大枠は「組織論」つまり「人間論」でもあるので、今でもそのメッセージは十分通用する。
氏がこの本で書いた、ブルックスの法則「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」は、今も全く変わっていない、普遍的な真理のように思える。