書評
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書評

会社の財務状態を調査するため決算書(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の読み取り方を知りたかったとき、本屋さんで何気なく紹介されてたので買った本。

著者は公認会計士の資格をもっている勝間和代さん。 経済評論家でもあり、最近注目されてる方のようです。

決算書は各書類を単独で読むものではなく、3つの種類を比較しながら読む必要があること、またアナリスト目線/会計士目線で他社の決算書と比較することで、会社の真の業績がわかり、株式投資するに値する会社かどうかという投資家としての判断が下せることがわかりやすく書いてあります。

会社には決算書を改ざんするインセンティブは十分にあるので、会社側の立場も考えつつ、どんな意図があって数字をいじっているのか?ということを読み取る必要がある。

会計の現場でそれを目の当りにしてきた著者が、読者(投資家予備軍)に一番言いたかったことはそこなのかな?と感じました。

今のところ株をやるつもりは無いですが、マーケティングで他社の状態を調査する必要があるときなどに有益なモデルケースとして使える事例にちらほら。。存分に活用させてもらおうかと思います。

同名の映画「いのちの食べ方」映画館で販売されてた本です。

「よりみちパン!セ」という中学生向けの本を多数出している出版社が出した1冊のようです。

映画も一緒に観た方がよりわかりやすいですが、人間が生きるということは他の生き物を殺して生きているんだというコトが、非常にわかりやすい文章で書かれています。

生き物を実際に解体する「と場」で働く人達にもスポットを当てて、スーパーで売ってるパックされた肉は、人の手を経てバラバラにされて売られているんだってことが理解できると思います。

普段忘れがちな事だからこそ、ちゃんと認識するためにも読んだ方が良いと思える本です。

ローレング・レッシグ著「コモンズ」という本を読んだ。

レッシグ博士は日本でも結構有名な学者さんみたいですね。

おおまかに言えば、ネット上の知的所有権(著作権)についての本なんだけど、凄くタメになった。さすが学者さん、慧眼というか物事を見る視点が面白い。

氏は、「コモンズ」を、「共有のもの」として保有されているリソースと考える。これは「フリー」で使用できる。フリーと言っても、無料という意味だけじゃなくて、誰も排他的な権利(独占権)は持ってなく、「フリーにアクセスできる」コトが何より重要と説く。公道や公園はコモンズだし、アインシュタインの相対性理論もコモンズだ、と。

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イーホームズの元社長、藤田東吾さんが書いた「月に響く笛 耐震偽装」って本を読んだ。

耐震偽装問題は、一昨年の秋頃に問題が発覚して、姉歯建築士、建築会社ヒューザー、そして、確認検査機関のイーホームズが全ての悪者に仕立てられ、既に国民の間では事件そのものが風化してしまった感があるが、とんでもない。事実は完全に隠蔽されていたってことが、この本を読めば一発で理解できる。

まさに渦中の人であったからこそ書ける事実は、時系列に書かれてて非常にわかりやすい。そして、この事件でイーホームズがほんとに理念ある誠実な会社だった事、そしてそんな誠実な会社が公的権力の横暴により、社会から抹殺されてしまった事を事実としてしっかり認識する必要がある。

一通り読んだ感想を率直に言うと、事実は実はそんなに複雑な構図では無いと気づかされる。

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ついに全巻買っちゃった…(笑)

前の彼女が買ってて読んだら思いっきしはまった漫画。
最新刊は買ってたので、新しい巻だけ1〜2巻持ってる状態だったけど、だんだんと前の巻が読みたくなってきて新しい方の巻から順番に少ーしずつ買ってってたら、ついに全巻に(笑)

これはオーケストラというかクラシックというか、音楽が舞台になってるお話で、ジャンルとしては少女漫画になると思う。けど、この漫画の作者「二ノ宮知子」さん、別の漫画も読んだことあるけど、少女漫画のキラキラした世界は多分書けない(笑)どうしても変人が出るような話になっちゃって、そこが面白い。

その別の漫画ってのは「平成よっぱらい研究所」って作品だけど、これはこの作者の日常が書かれた漫画。
10年以上前の作品なんだけど、何というか、この人すごい日常を送ってるのがわかる。。
少女漫画の夢の世界とはほど遠い、グダグダな生活感がほんとに面白くて、それがのだめの中で登場する奇人変人の面白さに繋がってるんだなーとルーツがわかる。のだめに興味ある人はきっと楽しめるのでオススメします。

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