1965年のインドネシア。
インドネシアの初代大統領スカルノ(デヴィ夫人の旦那さん)の親衛隊が軍事クーデター事件を起こした。後に「9・30事件」と呼ばれる出来事。
クーデター自体は失敗に終わったようだが、スカルノはこの事件を機に退任、クーデター首謀者のスハルト(少将)はその後実権を握り第2代大統領へ。そして、国内の共産党を徹底的に弾圧し、インドネシア共産党を壊滅へ追い込む。
その共産党弾圧の際に、100万人?(映画では100万人と言っていたが、人数は諸説あるらしい。)もの人達が殺されたようだが、その実行を担った「プレマン」と呼ばれる、日本で言ういわゆるヤクザ達。そのプレマンは何と、インドネシア国内では今も共産主義者を殺した「英雄」として扱われているらしい。
この映画は、そのプレマン達が過去の自分たちが行った虐殺の再現を映画として撮る、その過程を映したドキュメンタリー映画だ。 ⇒ 続きを読む