1月
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2007年1月

サイトを見てたら面白いブログを見つけた。

経済が元気ってどういうことだ?(基本原理?編)
経済が元気ってどういうことだ?2(リフレ&イノベーション編)

2日に渡って、経済の「成長」と「イノベーション」について書かれてる。僕は経済は詳しく無いけど、このブログの内容はわかりやすい。

経済はお金を介した価値の移動のことで、経済学ではこの価値のことを「効用」といい、効用(効き目)には「ある理想に近づくこと」って意味もあるので、つまるところ経済とは

人々がお金を使って連鎖的に理想に近づくこと

であると。

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ローレング・レッシグ著「コモンズ」という本を読んだ。

レッシグ博士は日本でも結構有名な学者さんみたいですね。

おおまかに言えば、ネット上の知的所有権(著作権)についての本なんだけど、凄くタメになった。さすが学者さん、慧眼というか物事を見る視点が面白い。

氏は、「コモンズ」を、「共有のもの」として保有されているリソースと考える。これは「フリー」で使用できる。フリーと言っても、無料という意味だけじゃなくて、誰も排他的な権利(独占権)は持ってなく、「フリーにアクセスできる」コトが何より重要と説く。公道や公園はコモンズだし、アインシュタインの相対性理論もコモンズだ、と。

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既に色んな方がブログで取り上げられてるけど、改めてホワイトカラー・エグゼンプション(White-Collar Exemption)について考えてみたいと思う。

[テーマ1]
とりあえず議論の前提としては、僕は「残業」には大反対だ。

残業が当たり前だと考えてしまうと、効率的な仕事が出来なくなるからだ。効率性とは時間の制約がある中でどれだけ作業を行えるか…ということなので(もちろん、休憩しつつ体を休めて自己ケアを行うのも仕事のうち)、その前提である時間の制約をはずしちゃうと効率などどうでもよくなる。
結果的に残業してしまうのは仕方ないが、あくまで定時帰りを目指すべきだ。

仕事ができる人というのは、その限られた時間の中でどれだけ成果を上げたか?で判断されるべきだろう。そういう意味では成果主義万歳!!残業代を稼ぐために会社に残るような、意味の無い残業はなくすべきだ。

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昨日アメリカのMacWorldで、「iPhone」が発表された。

機能的には今までのPDAとそれほど違いは無いけど、さすがApple(社名も”Apple Computer,Inc.”から”Apple, Inc.”に変更とのこと)、デザインが最高に良い。
早くこの手で触ってみたいし、使ってみたい!!

しかし、アメリカでも今年夏、アジアでは来年2008年発売予定とのこと。
ちょっと時間がかかってしまうのが、ほんと悔しい。

…しかし、考えようによっては良いかもしれない。。

というのも、いい加減日本の携帯キャリアが携帯メーカーと結びついてるこの現状に嫌気がさしてるからだ。既にDocomo、au、SoftBankの3キャリアとも3G端末はSIMカードが使えるようになっているので、端末は好きなメーカーのやつが使えるよう、もっと自由度をあげてほしいのだ。

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イーホームズの元社長、藤田東吾さんが書いた「月に響く笛 耐震偽装」って本を読んだ。

耐震偽装問題は、一昨年の秋頃に問題が発覚して、姉歯建築士、建築会社ヒューザー、そして、確認検査機関のイーホームズが全ての悪者に仕立てられ、既に国民の間では事件そのものが風化してしまった感があるが、とんでもない。事実は完全に隠蔽されていたってことが、この本を読めば一発で理解できる。

まさに渦中の人であったからこそ書ける事実は、時系列に書かれてて非常にわかりやすい。そして、この事件でイーホームズがほんとに理念ある誠実な会社だった事、そしてそんな誠実な会社が公的権力の横暴により、社会から抹殺されてしまった事を事実としてしっかり認識する必要がある。

一通り読んだ感想を率直に言うと、事実は実はそんなに複雑な構図では無いと気づかされる。

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