サイトを見てたら面白いブログを見つけた。
経済が元気ってどういうことだ?(基本原理?編)
経済が元気ってどういうことだ?2(リフレ&イノベーション編)
2日に渡って、経済の「成長」と「イノベーション」について書かれてる。僕は経済は詳しく無いけど、このブログの内容はわかりやすい。
経済はお金を介した価値の移動のことで、経済学ではこの価値のことを「効用」といい、効用(効き目)には「ある理想に近づくこと」って意味もあるので、つまるところ経済とは
人々がお金を使って連鎖的に理想に近づくこと
であると。
今のデフレな日本経済は、お金を使って理想に近づこうとしない状態で、その理由も以下の3点が挙げられてる。
1. 理想を達成した
2. 理想を見失った
3. お金を使っても理想に近づきそうもない
なるほどね〜、納得納得。
高度経済成長を通してある程度の「豊かさ」という理想を達成し、結果として社会共通の理想を失い、ネオリベ路線の優勝劣敗政策で格差感が蔓延することで、結構わかりやすい理想であるお金持ちというエリートになるコトも叶いそうにない、そんな社会の閉塞感ってことね。まぁ、金持ちが「理想」かというと疑問だけど。。
その「理想」自体が見えないってことが一番の問題なのかな。。
このブログからリンクされてる以下の山形さんのブログもすごく納得できる。
経済成長は、ぼくたちの努力や成長の総和でしかない。
つまり、僕たちが成長しようと思う気持ちの総体が経済成長へ反映されるってことね。このブログの筆者は、ただしあくまで経済成長しようと「成長」しなければ、経済は成長しないと言ってるけど、個人の成長の延長線上にあるって考えた方が自然な気がする。ある程度真面目に働いてれば、年々色んなコトを身につけて成長していくし。そういう個人の成長と経済の成長は、直接的な因果関係は見つけにくいんだろうけど、相関関係はあるんじゃないかな?
需要と供給のバランスで考えると、仕事の上での「成長」は供給側の増加を、プライベートでの「成長」は需要側の増加を促進させる。ってことは、個々人が両面で成長することで経済は成長していくってことか。。だから文化的な成熟も経済には大事ってことね。。
イノベーションについても書いてあるけど、まぁ、これは
イノベーションとは、技術や仕組みを介して
社会に新しい価値を生み出すこと
って言葉に集約されてる。
技術的に真新しいだけじゃなくって、それに対して多くの人々が「価値がある」と認める必要があるってこと。そりゃ、そうだ。
ちなみに、リフレとは
マイルドなインフレを起こすこと
であり、物価が上がる将来にお金を使うより今お金を使った方が得だ!!と思わせることで、お金を使う気にさせるって意味らしい(…実際に物価があがるかどうかはどっちでも良くて、あがるかも?って思わせればいいのね)。
経済成長にはみんながお金使う事が必要不可欠。金利ゼロ解除禁止ってのも同じ理由。金利上がるとみんな貯金にお金回して、お金使わなくなるだろーし。これ以上銀行にお金預けても仕方無いし。
今みたいにデフレのままだと、物価が下がる⇒給料が減る⇒需要が減る、を繰り返して会社は倒産⇒失業率が増加⇒さらに需要が減る、ってな負のスパイラルから抜け出せないもんね。
理想、成長、イノベーション、リフレと、関連してるようでバラバラなので、ちょっとまとまりが悪い文章になってるけど、言わんとしてることはわかる。
それぞれ経済成長には必要な要素なんだろーけど、リフレな状態は社会全体の目標、イノベーションは企業の目標で、個人としては目指すべき「理想」と、実感できる「成長」が公私ともに必要。
企業によるイノベーションと個人の公的な成長で供給が拡大し、輸出(貿易)拡大+個人の私的な成長の会わせ技で拡大する需要を、ちょっとだけ需要が多くなるように金融政策で調整しましょ…ってなまとめになるかな?
自分に当てはめると、公私ともに「成長」は実感してるけど、「理想」がはっきりしないので、今結構悩んでるってわけね。。
国が押し付ける「愛国」なんて理想はまっぴらごめんだけど(日本は好きだけど)、何を理想にしてるのか色んな人に聞いて回りたいもんです。