2月
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2007年2月

映画シリーズというわけではないけど(笑)、最近映画を良く観てて考えるヒントをもらってる。

昨日も映画を観てきました。
その映画は「ダーウィンの悪夢」。

フランスの監督が撮ったドキュメンタリー映画で、アフリカのビクトリア湖に面しているタンザニアの現状を切り取った作品。ビクトリア湖は「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていたくらい豊富な種類の魚が生息していた場所なんだけど、数十年前にここに誰かが肉食のナイルパーチという魚を放したのをきっかけに、生態系が激変。ほぼナイルパーチに駆逐されたしまったようだ。

ここまでは日本のアメリカザリガニや、ブラックバスによる被害と同じような状況なわけだけど、このナイルパーチはヨーロッパやアジア(特に日本)に輸出されて一大産業になっているとのこと。

この産業が貧困、売春、エイズ、ストリートチルドレンなどの負の連鎖を作り出し、ナイルパーチ運送の片手間に武器の輸送まで行われている…なんて解説が、ホームページを見ると書かれているし、実際映画もそんな感じでまとまってた。

けど、ちょっと待て?!
何かおかしくないか?

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昨日、温暖化問題の対策に熱心に取り組んでいる、アメリカ民主党の議員アル・ゴア氏を主人公にしたドキュメンタリー映画「不都合な真実」を観た。

温暖化問題は結構前から話は出ているけど、世界で1番CO2(二酸化炭素)を排出してるアメリカや、現在イケイケで経済発展してる中国が京都議定書に締結していない状況もあり、先進国はそれほど本気で取り組んでないように感じてた。

映画の内容を観ると、そんなに間違ってない状況のよう。。

結局この映画は、様々な理由で様々な人に否定されてる「温暖化問題」は、確実に存在している!!ということをデータを元に説明しているだけなのだ。

細かいデータについては、実際に映画を観てもらった方が早い。
データ自体は別に新しいものでは無いようだけど、アル・ゴア氏というスポークスマンが凄く分かりやすく映像で説明してくれるので、温暖化問題の原因、および今のままだと50年後100年後に地球がどんな状態になるのかが、だいたい理解できる。

ただし、映画では語られない事がある。
それが、今後の具体的な対策。

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最近、昔雑誌が発行されていた「日本版WIRED」のWebコンテンツHOTWIRED JAPAN(更新は既に停止)に連載されてたらしい、野口旭の「ケイザイを斬る!」を読んだ。

この人は経済学者で、学者の観点から当時(…現在も継続中)のデフレ不況の原因と対策を提案(啓蒙かな?)しようとした連載だったんだと思う。

僕は経済学は門外漢だけど、何となく内容はわかった。

だいたいが同じ内容の繰り返しではあったけど(笑)、かなり大雑把にまとめると、結局言いたいのは以下2点だけだったように思えた。。。

 ・不況(デフレ)の原因は金融政策の失敗で、構造的な問題じゃない。
 ・リフレ(マイルドなインフレ)状態にするために金融政策を行う必要がある。

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