書評
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前から気になってた漫画。

小学生の時アニメで観てた「GU-GUガンモ」を書いてた漫画家、細野不二彦さんの作品。単行本は全32巻、今回僕が買った文庫本は全23巻出ています。

既に連載は終了してますが、1992年から2005年までスピリッツで不定期に連載されてたみたいで、同じ小学館出版の「MONSTER」や「20世紀少年」を書いた浦沢直樹さんの昔の名作「MASTERキートン」の設定や世界感、雰囲気がどことなく似ている作品。「MASTERキートン」は今でも大好きな作品で、この「ギャラリー・フェイク」も1巻読んですぐにハマりました。

テーマは美術品、というより「美」そのもの。

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「最高学府はバカだらけ」という、かなり挑発的なタイトル。

今は昔、僕が大学受験を受けたのは、随分懐かしい過去になってしまいました。

自分が大学生の頃にも大学に問題はありましたが、現在の大学入試は「指定校推薦」以外にも、「公募推薦」「自己推薦」「AO推薦」など多様化し、ほとんどの人が一般入試を経ずに入学可能な結果、大学で学ぶ基礎となる学力が無い人が大学に入ってしまうというINPUTの問題や、企業が求める事務処理能力以外の能力を持った人材を育てられないというOUTPUTの問題など、以前とは異なる問題が発生しており、社会の中で大学がその役割を果たせていない…そんな事実を教えてくれる本です。

また、大学に巣食うバカ学生とバカ教授の愚かさを単に揶揄してストレス解消するのではなく、大学に期待しているからこその苦言だと、最後は感じることが出来ます。

人材不足と言われて久しい日本の企業ですが、要となるのは当然「教育」、さらに一番大事なのが「大学」。その大学がこんな状況だと、ちょっとお先真っ暗な気がしますが、暗くなってても仕方がありません。まずは事実を知り、「問題」を「問題」として認識する必要があります。

その「問題」を認識するのに良い手助けとなる本です。

最近英語のAudiobookを聴き始めたんですが、ふと本屋さんでそのAudiobookの日本語訳されたこの本(原題は”LEADERSHIP AND SELF-DECEPTION – GETING OUT OF THE BOX”)を見つけ、立ち読みで読んでしまいました。。

本の内容としては、自分の「箱」、この本では「自己欺瞞」と言い換えてましたが、それは最初自分が希望していたことに対する「自分への裏切り」が元で発生すること、また結果として「自分を正当化してしまうこと」の弊害を自覚して「箱」から脱出する方法を、ストーリー形式でわかりやすく示しています。

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本屋さんでちょっと立ち読みして、自分の考え方にマッチしてて非常にすんなり頭に入ったので、即決で購入を決めた本。

偶然だけど、ちょっと前に買ってブログにも書いた本と同じ著者、勝間和代さんの本でした。

会計士として、またマッキンゼー/JPモルガンでアナリストとして働いていた勝間さんが学んだ原理原則、及び経験を通して身につけた知恵を惜しげもなく公開してくれていて、今後の自分にとってタメになると感じさせてくれる内容でした。

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外貨準備高って実際にはどこに溜め込まれてて、どういう仕組みで運用されてるのか?

その疑問に応えてくれる本は無いかと思って探してるときに見つけた本。

結論から言えば疑問は解消されなかったが、物価(インフレ率)/金利/為替の相関関係、また銀行間取引(インターバンクレート)にて為替が決まっていることなど、今まで知らなかった事柄の理解を深めることが出来た。

為替の仕組みに興味ある人や、株などを始める人は、ぜひ1読することをお勧めします。