最近英語のAudiobookを聴き始めたんですが、ふと本屋さんでそのAudiobookの日本語訳されたこの本(原題は”LEADERSHIP AND SELF-DECEPTION – GETING OUT OF THE BOX”)を見つけ、立ち読みで読んでしまいました。。
本の内容としては、自分の「箱」、この本では「自己欺瞞」と言い換えてましたが、それは最初自分が希望していたことに対する「自分への裏切り」が元で発生すること、また結果として「自分を正当化してしまうこと」の弊害を自覚して「箱」から脱出する方法を、ストーリー形式でわかりやすく示しています。
原題をみるとわかるように、この本はBUSINESS書ではありますけども、示されている方法論は親兄弟/友達/恋人/夫婦などの仕事以外の人間関係全てで当てはまることです。
当たり前のコトではあるのですが多くの人が実行出来ない「自分が間違っている」ということの自覚、そして周りの人を一人の人間として認めることで「箱」の外へ脱出し、さらに周りの人に影響を与えることで「箱」の外へ居る状態を維持し続ける…言葉にすれば簡単ですが実行に移すのは難しいとは思います。
お互いに「箱」に入った人同士がお互いを責め合っているのは見ててつらいし、組織のメンバーの大半がそんな状態の会社は既に終わっています。。仕事はもちろん日常生活でも、今後の人間関係を考える上で大事な示唆を与えてくれた、短いですが良い本でした。
今のところ「自分の小さな「箱」から脱出する方法」にコメントは無し