書評
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書評

山口一男さんの著書。

著者は社会学者とのこと。

社会学は学生のとき専攻していたこともあり(当時は全く興味なかったけど(笑))興味ある分野だし、その社会学(社会科学)のネタを物語形式で展開している、その試みが面白いなーと感じ、また最近ビジネス系の本ばかり読んでいて、たまには物語も読んでみようかなーと考え、手に取った本。

物語の後に、どんな社会科学的概念が盛り込まれているのか、解説が載っているのが嬉しい。まぁ、説明してくれないとわかんないよね(笑)

さて、目次…という程ではないが、載っている物語は以下の2つ。

六つボタンのミナとカズの魔法使い—社会科学的ファンタジー
ライオンと鼠—教育劇・日米規範文化比較論

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酒井穣さんの著書。

酒井さんの本は「はじめての課長の教科書」「あたらしい戦略の教科書」と続いて読んできたのだが、今度はちょっと変化球なのか(笑)、英会話の本を出されたみたい。

個人的に英語は絶対に身につけたい技術だと考えているのだが、なかなか本気に取り組めない困った代物。。短期でも良いので留学しようか、あるいは英会話学校行こうか…色々悩んでいたのだが、この本を読んで一つの踏ん切りが付いた気がする。

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神保哲生さんと宮台真司さんが行っているインターネット番組「ビデオニュース・ドットコム」から、教育を扱った回を選んでまとめたのが本書。

基本的に、マル激の方で一度観たことのある話が多かったので、目新しさはなかった。

しかし、杉並区和田中学校で校長をされている、元リクルートの藤原和博さんや、ミスター文部省としてゆとり教育を押し進めた寺脇研さん、民主党の「次の内閣(next cavinet)」文部科学大臣でもあった鈴木寛さんなど、そうそうたる顔ぶれが、教育について語っている内容は必見。

メディアで流されている教育に関する議論が、如何に本質を付いてないかがよくわかる。

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宮台真司さんの著書。

久しぶりに購入した宮台氏の本です。

ビデオニュース・ドットコム」はいつも拝見させてもらっており、その思想や考え方には大変影響を受けているわけだが、その氏が、14歳の若者に向けて、以前より生きづらくなっているこの日本社会の中で、今後どういう心構えで生きていけば良いのか、その処方箋というか方向性を本書で示している。

自分は今年33歳なので、どう考えてもターゲットからは対象外なのだが(笑)、氏が若者にどんなメッセージを伝えようとしているのか、それを知りたくて本書を購入した。

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町山智浩さんの著書。

町山さんはアメリカ在住のコラムニスト。

良く見てる「ビデオニュース・ドットコム」でほんのたまーにゲストとして電話などでアメリカの現状を伝えてくれたりしている。また、最近は見てないが、「ミランカ」というサイトで、水道橋博士と宮崎哲弥氏がやってる「博士も知らないニッポンのウラ」でも、昔ゲストとして出演してて話も軽快で分かりやすく面白かった。

ということで、町山さんは最近注目しているコラムニスト。

その氏が、宗教/戦争/経済/社会/政治/メディアなど様々なジャンルから切り取った、アメリカの非常識ぶりを紹介したのが本書。知ってそうで知らない、アメリカの実情を知ることがこの本を読む目的。

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