酒井穣さんの著書。
酒井さんの本は「はじめての課長の教科書」「あたらしい戦略の教科書」と続いて読んできたのだが、今度はちょっと変化球なのか(笑)、英会話の本を出されたみたい。
個人的に英語は絶対に身につけたい技術だと考えているのだが、なかなか本気に取り組めない困った代物。。短期でも良いので留学しようか、あるいは英会話学校行こうか…色々悩んでいたのだが、この本を読んで一つの踏ん切りが付いた気がする。
元々、酒井さんの本は非常に視点が面白いので、その延長で手に取った本なのだが、思った以上の読んだ成果があったように思う。
さて、とりあえず目次は以下の通り。
理論編
1.英語を学習する理由
2.英語の学習はなぜ難しいのか
3.スピーキングはなぜ特に難しいのか
4.英会話ヒトリゴト学習法
5.ヒトリゴト学習法の理論的なポジショニング について実践編レベル1 ヒトリゴトによる基本語彙の形成
1.学習法の背景(レベル1)
2.ヒトリゴト学習法(レベル1)実践編レベル2 ヒトリゴトによる発音の矯正
1.学習法の背景(レベル2)
2.ヒトリゴト学習法(レベル2)実践編レベル3 ヒトリゴトによるビジネス思考の訓練
1.学習法の背景(レベル3)
2.ヒトリゴト学習法(レベル3)発展編
1.ヒトリゴト・パートナーを探そう
2.文法の世界の、恐ろしいまでの奥深さ
3.語源を探る面白さ
4.英会話学校について
5.短期留学を考える
6.英語で夢をみる
この本で得た知見は以下の2つ。
1.アルターエゴ(もうひとりの自分)
2.ヒトリゴト学習法
1のアルターエゴというのは面白い。もう一人の自我が生まれるってわけか。。
たしかに英語を話せるようになると、日本語を話すときと性格が変わるという話はよく聞く。単に気分の問題だけではなくて、言語の単語の数をベースにした語彙力の違いとか、そういった理由かな?と考えていたけども、たしかに別人格と考えるとすんなり腑が落ちる。
しかし、その別人格を、ビジネスなどでアイデアを考える時に使おうという発想が面白い。
なるほどね〜。
こればっかりは実際に英語を話せるようになって試してみる以外に実感する方法は無いが、早くその境地に達してみたい。その上で、ビジネスでも使えるようにしたい(で、いずれは海外で仕事してみたい。。)
2のタイトルにもなっている「ヒトリゴト学習法」だが、とりあえず一人で始められるのが良い(笑)
とにかく英語の勉強をしっかりやろうと思うと、留学するにしても英会話学校行くにしても、結構なお金がかかるので、これがネックになる。紹介されているヒトリゴト学習法であれば、とりあえずたいした初期投資も無く始められる。
その上で、1000個以上の単語を英語で自分に説明して、映画などの英会話が類推できるようになってから、それから、英会話学校行くなり留学するなりして、実際に会話をしてみれば良い、と酒井さんはこの本で勧めている。今の自分の生活/財政状態では、このやり方が一番取り組みやすい。
あとは、これを続ける内発的な理由、本でも述べているが、とにかく「続ける」ことが大事。
自分は自転車が好きで、自転車通勤を始めたら、副次的な効果だがダイエットできた。しかも10kgも。
これは「続けられた」からこその効果であり、しかも自転車乗ってるのが「楽しい」からこそ続いたことだ。
同じ事は英語学習でも言える(というか、全ての学習に適用できる)。
そのモチベーションを、紹介されてる方法で維持できるかどうかはちょっと不安。
まぁ、やってみないとわからないけどね。
とりあえず学習を始めてみようと思う。
こんにちは。ご紹介いただいた本書の著者です。まずは本書のお買い上げありがとうございました。また、嬉しいコメントをありがとうございます!
ご指摘のとおり、ヒトリゴトは初期投資が少なく、簡単にはじめられるというのがポイントです。何事も、実際にはじめるというのは意外と難しいものだからです。
今後とも、よろしくお願いします。
酒井様
いつもながら、早速のコメントありがとうございます(笑)
おっしゃる通り、まずは始めてみようと思います。確かにそれが実は一番難しいので。。「続ける」ための方法は、まずは本で紹介されている方法を試してみて、色々と自分に合った方法をトライしてみようと思います。
今後も面白い本を出される事を期待しています。