2008年
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2008年

久々にマル激からのネタ。
マル激のタイトルは「公認会計士は、なぜ特捜検察と戦うのか」。

2004年に、当時害虫駆除会社キャッツ社の公認会計士だった細野祐二氏が、粉飾決算に加担としたとして逮捕/起訴された。細野氏は「無罪」を主張するも、1審2審で「有罪」判決。現在は最高裁へ上告中。

詳細は、著作「公認会計士vs特捜検察」を読むと詳しいと思うが、自分はまだ読んでいない。このブログは、今回マル激で扱った内容のみ題材として書いているコトは始めに断っておく。

事件の概要は、キャッツ社が銀行から他社買収のため融資を受けた資金を、自社株の買い戻しに使い、その行為自体が「株価操作」、またそれに関わる会計上の処理が「粉飾決算」に当たるとして、特捜がキャッツ社幹部と公認会計士だった細野氏を逮捕/起訴した。

「株価操作」と「粉飾決算」は別裁判として扱われ、「株価操作」についてはキャッツ社社長は起訴内容を認め、既に判決済み。執行猶予付きの「有罪」となっている。細野氏は「株価操作」とは別の「粉飾決算」の容疑で裁判を行っていることになる。

番組での話を聞くと、明らかに細野氏に粉飾する意志は無かったコトがわかる。また、意図的ではないにせよ、会計上不備が発生した結果になってしまった、ということも無い。会計上は全く問題ない処理をしている。

では、何が問題なのか?

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山崎養世さんの著作。

山崎さんの著書は、以前「米中経済同盟を知らない日本人」という本を読み、ブログでも書いたことがある。

山崎さんの主張は、以前から一貫しており、「高速道路無料化」の一言に尽きる。
今回の本でもそれは変わらず、何故無料化なのかというその「理由」と、現在何故無料になっていないのかという「原因」、さらに無料化を行った場合どれだけ国民生活に希望と活力が生まれるか、その「結果」をとても簡易でわかりやすい文章でまとめられている。

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木田理恵さんの著作。

女性マーケティングのプロデューサーでもある著者が、女性がモノを購入する際に感じているであろう要素を、わかりやすく分析している。

自分はまだマーケティングに携わる仕事はしていないが、今後その分野へ進み、経験を積みたいと考えている。
その際に、事実上家計の財布を握っている女性心理を理解することは、身につけるべき必須のスキルだと思っている。

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帯にも書いてあったが、小飼弾さんオススメの本。最近良く参考にさせてもらってますです。

ちなみに、こちらのブログで紹介されてます。
404 Blog Not Found

日本独特の中間管理職である「課長」のあるべき姿について書かれた、今までに無い珍しい本。経営者や部長などの管理者について書かれた本は山ほどあるけど、たしかに「課長」にスポットライトを当てた本は見た事無いかも。

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最近よく読ませてもらってるこちらのブログからの紹介。
404 Blog Not Found

野崎昭弘さんの著作。
ゲーデルが証明した「不完全性定理」を分かりやすく解説してくれる本。
(とはいえ、自分は数学的素養をあまり持ち合わせていないため、読むのにかなり苦労した)

目次は以下の通り

1章 ギリシャの奇跡
1.1 「らしい」と「である」  1.2 根拠を問う  1.3 理想化する  1.4 体系化する
第2章 体系とその進化
2.1 定義の退化  2.2 公理系の精密化  2.3 公理系の進化  2.4 モデルの多様化  2.5 モデルの効用
第3章 集合論の光と陰
第4章 証明の形式化
第5章 超数学の誕生
第6章 ゲーデル登場
6.1 完全性定理  6.2 不完全性定理  6.3 第2、第3不完全性定理  6.4 おわりに

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