書評
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書評

アル・ライズ&ローラ・ライズ親子の共著。

マーケティング脳とマネジメント脳を、様々な事例を元に比較しているのが本書の構成。

マーケティングの世界に足を踏み入れ始めた我が身としては、こういった違いを理解/把握しておくのは大事なこと。そう思って手に取った本。

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中野京子さんの著書。

前作「怖い絵」の第2弾。
上の挿絵が既に怖い(笑)
(ちなみに、この絵はヤン・ファン・エイク作)

このシリーズは3作で完結。

前作「怖い絵」は書評も書いてるので、こちらへどうぞ。
(掲載されてる絵画へのリンク付き)。

中野さんの著書は「ハプスブルグ家12の物語」を読んだのが一番最初で、それから縁があってか、本屋で見かけて興味持ったこのシリーズを買った後で、「何とあの著者か!」と気づいた次第。

この方の文章はほんとに明快で、制作当時の歴史&文化を踏まえて絵画を紹介してくれるので、歴史書を読んでるような感覚で本を読むことができる。これは前作「怖い絵」も同様。誰でも知ってるような有名な絵でも、背景を知ることで違う視点を得て、全く違った作品に見えてくる。

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谷原誠氏の著書。

氏は現役の弁護士。氏が弁護士の仕事を通して実感した「質問力」の効力を、わかりやすく解説したのが本書。

「はじめに」に書かれているが、
質問は相手に強制的に特定の方向で考えさせる力を持っている
と述べられている。
これが「質問」の肝。つまり相手をコントロールできるということだ。

その「質問」の効力の以下の6つに分けて説明する構成になっているので、備忘録的に、その構成に沿ってまとめてみる。

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中野京子さんの著書。

この人の本は、以前「ハプスブルグ家12の物語」を読み書評も書いた。名画を通して、ヨーロッパの歴史を学ぶ上ではずせないファクターである「ハプスブルグ家」を知る、という目的で本を読み、見事目的を達成できた。この人の文章は大変読みやすい。

今回の本も基本的な構成は同じ。
名画の裏にある背景(コンテキスト)を知ることで、見た目は華やかな絵が、実は相当ドロドロとした、まさに「怖い」絵であることを解説している。

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湯川鶴章氏の著書。
氏は時事通信社の記者さん。

タイトルの通り、「マーケティングのプラットフォーム」が今後どう変化していくか?というテーマについて書かれた本。

では、プラットフォームとはどういう意味か?

「マス」広告自体は本で書かれるまでも無く、既に終焉を迎えている。テレビや新聞、雑誌などの媒体力はネットの隆盛と反比例するように落ちている。「マス」といいつつ、テレビは既に日本国民全てを網羅するようなメディアではないし、今後復権することも無いだろう。

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