小島寛之氏の著書。

氏は経済学者。経済学者として、「経済学とはどんな学問か?」という、かなり根本の問いについて、考えている本のように思えた。

ちなみに、読み終わった後、今まで私がイメージしていた「経済学」の考えが少しだけ変わった。

「経済学」とは、数字を色々といじって予測できない将来をもっともらしく説明する学問、という思いっきりマイナスのイメージしか持ってなかったのだ。

多少はそのマイナスイメージは無くなった。
しかし、トータルでは「経済学」はまだまだマイナス。
というより、全然違う面から眺める視点を得た結果、トータルゼロになってしまった。

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マーティ・ニューマイヤー氏の著書。

氏は長い間ブランドデザインに携わっていた人物。
そんな氏が、商品ブランドの作り方、構築の方法のノウハウをまとめたのが本書。
(著者は、ブランド=「商品、サービス、企業に対する消費者の直感」と定義する)

そもそも本書のタイトルにもなっている「ザグ」とは何か?
これは「ジグザグ」の「ザグ」のこと。
おそらく英語の原本では違った表現なんだろう。日本語だからこその表現。ちょっとわかりづらい。

では、「ザグ」とは何?
「ザグ」=「極端な”違い”」のこと。

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ジャーナリスト神保哲生氏の著書。

神保さんが放映している「マル激トーク・オン・ディマンド」はもう何年も毎週楽しみに視聴させてもらっているのだが、そんな神保さんが8月の総選挙で政権交代を果たした民主党のマニュフェストを徹底的に分析している。

もちろん、政権取る前に作ったマニュフェストなので、中には実践できない政策もあるだろうし、事実、新しい内閣が組閣され現在民主党の議員は政策を果たすべく諸々苦労されてるようだが、「記者クラブ」の開放問題など、いきなりマニュフェスト違反が起こってしまっている。

この本は一回読んで終わりではなく、今後様々な政策が行われる中、ほんとにそれがマニュフェストなり政権取る前に約束していたことなのか?という事を調べるリトマス試験紙として使う本だ。

こういう本をまとめてくれた著者に感謝。
大変ありがたい。

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ご存知、西原理恵子さんの漫画。

「出来るかな?」シリーズの姉妹本って考えた方が良いかしら?

できるかなV3」では「脱税」の方法を堂々と書いてた著者だけど(笑)、他にもホステスとか何でもとにかくやってみるそのバイタリティには頭が下がる。

「毎日かあさん」の著者で、そちらはかなり良いイメージが社会的に浸透し始めているのかもしれないが、西原さんの本領はこういう「汚れ」仕事でこそ発揮される。基本的に下品な絵だしね、この人の漫画は。人間のドロドロした部分を凄く面白く書けるってのは、凄い才能だと思う。

で、今回は挑戦するのは「FX」。
「FX」は「Foreign eXchange」の略。「外国為替証拠金取引」という意味。
為替の差益で儲けようという金融商品、というか博打だ。

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ご存知、新撰組の駐屯所があったのが、ここ壬生。


四条と五条の間だが、かなり西の方。
羅生門があった位置、昔の朱雀大路のど真ん中にあったんだなー、壬生の駐屯所って。

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