タイトルの通り、「プライバシー」=「個人情報」について考えてみたい。
きっかけは「PUBLIC」という本を読んだこと。
この本は、「フリー」「シェア」とともに、「Web2.0」から「Web3.0」へ向かうこれから先のWeb社会の未来(方向性)を示唆する上で、大変興味深い3部作の3冊目。著者は3冊ともバラバラなんだけど、編集元(NHK出版)が同じコンセプトで発売したみたいね。慧眼です。著者は別なんだけど、監修したのは3冊とも元ワイアード日本版の編集長だった「小林弘人」さん。日本でネットの未来を語る上では間違いなくキーパーソンの1人。
さて、タイトル通り、扱っているのは「PUBLIC(公共)」なんだけど、当然「パブリック」について考える上で「プライベート」を考えることは避けて通れない。
なので、この本の構成も、「パブリック」とは何か?そのメリットは?などを最初に説明し、歴史的に見て、「パブリック」と「プライベート」の概念が社会環境とともにどう変化してきたかをざっくり解説している。以下の目次見ると何となくわかると思う。