映画/アニメ
カテゴリ:

映画/アニメ

細田守監督の最新作。

細田さんは「時をかける少女」(2006)で一躍有名になったアニメ監督。「時をかける少女」は一昔前(1983年)に原田知世さん主演の実写映画が制作されてるが、そのリメイク(というか続編?)。かなり大胆な解釈というか、活発なキャラクターが作品内でバタバタと暴れ回る、凄くアニメらしい、楽しい作品だった。

同じく監督をされた、ONE PIECEの劇場版アニメ「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」(2005)も拝見した。ONE PIECEの他の劇場版は観ていないが、テーマが仲間の絆であり、子供向けとは思えない(…というか、完全に大人向けだったように思う)、ONE PIECE特有のお気楽なノリだけではなく、仲間内での感情の軋轢を扱った、かなり深いテーマの作品だった。そして、もちろんアニメとしても大変完成度が高かった。

そんな監督の作品なので、観る前から期待大。

⇒ 続きを読む

神山健治監督の作品。

神山さんはOVA版「攻殻機動隊(Stand Alone Complex)」の監督。
「パトレイバー」を作った押井守監督の弟子で、「攻殻機動隊(Ghost In The Shell)」は元々押井監督が劇場版を作ったんだけど、神山監督がそれを継いでOVA版を作ったというわけ。そして、その出来たるや、脚本&音楽&構成全てにおいて非の打ち所が無く、たちまちファンになった。

上の公式HPに載ってるイラストは羽海野(うみの)チカさん。キャラクターデザインを担当してる。聞いたことあると思ったら、「ハチミツとクローバー」の作者か。。このイラスト、ちょっとアニメと背格好とか若干違うけど。

で、「東のエデン」はそんな神山監督の最新作。TV版アニメ。

ストーリーは、「セレソン」と呼ばれる、「何でも出来る携帯」持ってて、自由に使える「100億円」を与えられたプレイヤー11人&サポーター(暗殺者)1人が、日本を良くするために各自がどんな行動起こすのか?を縦軸に、その「セレソン」の一人である主人公:滝沢と、ヒロイン:咲の関係性(恋愛?)を横軸に展開される。

⇒ 続きを読む

やっと観ました。「エヴァンゲリオン」の新作。

仕事帰りに梅田の「梅田ブルク7」という映画館へ。
レイトショーなので1,200円。大変お得。やっぱ映画観るならレイトショーに限る。

エヴァンゲリオンのTV版を放映していたのは、忘れもしない大学生の頃。もう15年くらい前。当時ストーリーはわけがわからないが、そのクオリティの高さと何より高橋洋子のあの主題歌「残酷な天使のテーゼ」に魅せられ、毎週楽しみに観てた記憶が蘇る。

そして、あの「放送事故か?」と思えるようなTV版のラストから、劇場版へ。

新劇場版の話をする前に、まずは改めて今までのエヴァを総括させてもらう。
はっきり言って、昔のエヴァは物語として「完全に」破綻している。TV版は「レイ」や「アスカ」のキャラの強さにかなり助けられ一部マニアに支持されたが、キャラはどうでも良い自分としては、聖書やら預言書やら引用して謎めいた言葉を並べ、トラウマだらけの登場人物の複雑な心理描写を展開した挙句、風呂敷(&謎)を広げるだけ広げて、最後机ごと全て放り投げられてしまったのでは、納得が出来なった。評価しようもない。結局「シンジ」個人の内面が完結したら、世界の謎はどうでもよくなってしまったし。。

⇒ 続きを読む

押井守さん原案・脚本の作品。
監督は西久保瑞穂さんだが、正直知らない、この人。

押井守ファンの自分としては、脚本を手がけたと知れば、当然映画観に行くっきゃないわけです。で、金曜日、仕事終わりに大阪梅田のロフト下にある「テアトル梅田」まで行ってきました。

この映画館初めて。
基本座席予約制なので、席取ってしまうと安心。結構良い雰囲気の場所でした。
けど、スクリーンは随分と小さかった(笑)まぁ、仕方ない。

で、映画。

なんというか・・・久しぶりに。。
上映中に寝てしまった(笑)

仕事帰りに疲れていたということもある。週末金曜日で疲れ溜まってたってこともある。
けど、それでも面白い映画だったら寝ることは無いので・・自分の興味が最後まで続く集中力を持続できるほど面白くなかったということ。

⇒ 続きを読む

土井敏邦監督の映画。

左の画像は、同氏が書いた同名の本。Amazonより拝借。

第二次大戦後、国連決議を盾に、ユダヤ人がパレスチナ国内に国土を確保しイスラエル国家として独立したことに始まるイスラエルとパレスチナの問題。これを機に、パレスチナ人は多くの人が難民化している。もともとユダヤ人は流浪の民。やっと見つけた安住の地か?とは言え、他民族を追い出して、その土地確保してどうする・・と思う。

ユダヤ教、キリスト教などの宗教の聖地でもあることがさらに問題をややこしくしてしまっている。さらに、そんなユダヤ人はアメリカの財界にも深く入り込み、ロビー活動を通じて、イスラエルに有利な様にアメリカ(国連)の政策をコントロールできる立場であることも、より一方的な、つまり「侵略」という印象を与える。

⇒ 続きを読む