最近iGoogleに「Google急上昇ワード」というガジェットを追加した。
このガジェットは、最新(1時間くらい?)/1日前/過去1週間/過去1ヶ月の、Googleで検索され、その検索ランクが急上昇した検索ワードが表示される。
で、ちょこちょこ時間の合間に見て、どんなキーワードに人が興味を持ってるのかを考えているのだが、さっきパッと見たら、「鋼の錬金術師」が10位くらいに載ってた。
「鋼の錬金術師」?
何でこの単語が??
マルコム・グラッドウェルさんの著書。
氏は学者とかではなく、ジャーナリスト。
ジャーナリストらしい情報収集力で、モノが急に売れたり、何かが急に始まったり終わったり、広まったり沈静化したり…何故そんなコトが起こるのか?を、すごく解りやすい例を交えながら解説した本。
内容に触れる前に言っておきたい。
はっきり言って名著!!
もう目から鱗がボロボロと落ちまくり。。
この本が800円くらいで買えてしまうというのが信じられない。最近のしょーもないハードカバー本が1000円以上するのがバカらしくなるし、たまらなく頭に来る。
これぐらい内容の濃い本を書いた上で1000円の値段を付けてみろ!!と言いたい。
荘司雅彦さんの著書。
著者は昔弁護士をされていて、現在は大学の教授をされているとのこと。
弁護士の経験から、法廷での嘘を見破る質問の仕方などの方法論を、一冊の本としてまとめたのが本書。
左の画像には載ってないが、販売されてる本の帯を見ると、「必ず相手を落とす弁護士の危険なテクニック!」というコピーが載っている。
…が、ちょっとこの帯、どうかと思う。。著者は本書で必ず落とせるとは言ってない。
キャッチーなコピーを載せたいのは商売上の理由と一定の理解は出来るが、こういうことする出版社ってはっきり言って信用できない。今後購入しようと言う気がなくなる。
本書の内容に触れる前に、とりあえずそれだけは書いておきたい。
酒井穣さんの著書。
酒井さんの本は、以前「はじめての課長の教科書」という本を読み、このブログでも書評を書いたが、非常に解りやすく、今までにありそうで無い、面白い本だった。
この本は「戦略」を真正面から扱った本だが、よくよく考えると「戦略」だけを切り出して、ビジネス向きに噛み砕いた本というのはあまり無かった気がする。
氏もこの本で書いているが、企業経営やマーケティングなどもっと大きな枠組みから出発して、その上での戦略/戦術という解説本は結構あるのだけど。。
前回の本もそうだが、ありそうで無かった本を、非常に解りやすい文章で解説されている、氏の慧眼と力量は凄いなーとつくづく思う。