2009年
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2009年

土井敏邦監督の映画。

左の画像は、同氏が書いた同名の本。Amazonより拝借。

第二次大戦後、国連決議を盾に、ユダヤ人がパレスチナ国内に国土を確保しイスラエル国家として独立したことに始まるイスラエルとパレスチナの問題。これを機に、パレスチナ人は多くの人が難民化している。もともとユダヤ人は流浪の民。やっと見つけた安住の地か?とは言え、他民族を追い出して、その土地確保してどうする・・と思う。

ユダヤ教、キリスト教などの宗教の聖地でもあることがさらに問題をややこしくしてしまっている。さらに、そんなユダヤ人はアメリカの財界にも深く入り込み、ロビー活動を通じて、イスラエルに有利な様にアメリカ(国連)の政策をコントロールできる立場であることも、より一方的な、つまり「侵略」という印象を与える。

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上坂徹さんの著書。
氏はフリーのジャーナリスト?初めて著書を読む。

著者に興味があったのではなく、タイトル見ればわかる通り、「クックパッド」サービスに興味あって手に取った本。

「クックパッド」は最近色んなところで目にするサイト。PCでは「クックパッド」、モバイルでは「モバれぴ」というサービス名でサービスを行っている。サービス内容は料理レシピの投稿&紹介。大変シンプル。サイトのデザインもシンプルで使いやすく、現在会社で同じようなWebサービスを担当している自分としては、以前からすごく気になっていたのだ。

で、ちょうど良いタイミングでこの本出たので購入。

読み終わった直後だが、なるほど、現在すごく良いサイクルで成長している会社というのがわかった。素晴らしい。そして羨ましい。

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瀬山士郎さんの著書。
著者は全く知らない人です。ある書評で推薦されてたので手に取った本。

前回読んだ「異端の数ゼロ」があまりに面白かったので、その熱が冷めない内に数学を学びなおそうってのがそもそもの購入した動機。

さて、この本は、「ゼロ/無限大」の歴史を踏まえて読むのと読まないとでは、かなり印象が異なる。やはり数学をやってる人の特性なのか、最初に数学を発展させた古代ギリシャを尊敬(崇拝?)しているような印象を本を読んでて受けるのだが、「ゼロ」の辿った不幸な歴史を見ると、ちょっとどうだろう・・と感じてしまう。代数を扱いつつ、インドの話も出てこなかったし。

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チャールズ・サイフェ氏の著書。

ゼロについての歴史、および数学、物理学、量子力学に与えた影響を解説した本。

歴史では、単なるゼロについての歴史だけではなく、宗教、哲学にどんな影響を与えたかという横軸の話も踏まえ、その上で縦軸に一本「ゼロ」という軸を通して一気通貫させている。自分は1つの話を深堀りするのも好きだが、こういう複数のジャンルの話を織り交ぜて、その上で軸を突き刺す本が大好きなので、大変面白く読ませてもらった。

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昨日から上映開始された映画。

主演はラッセル・クロウ。

主人公の新聞記者と友人である政治家の関係を横軸に、その政治家と愛人関係にあった人物の死と、全く関係の無いと思われた殺人事件の真相を追っていくうちに、次第に明かされていく意外な事実…という縦軸が絡み合った、ミステリー映画。

原題は「State of Play」。
実は大元は数年前にイギリスBBCで製作されたテレビドラマ。映画観終わって、家でHP調べてて知った。日本でも今年正月に数回に分けて放映されている。

以下がそのHP。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/stateofplay/index.html
⇒ 既にリンク切れ

ただ、このHPのあらすじを見てしまうと映画とほぼ同じだったりするので、まだ映画観てなくて、これから観ようと思ってる人はネタばれ注意。

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