2007年
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2007年

昨日、温暖化問題の対策に熱心に取り組んでいる、アメリカ民主党の議員アル・ゴア氏を主人公にしたドキュメンタリー映画「不都合な真実」を観た。

温暖化問題は結構前から話は出ているけど、世界で1番CO2(二酸化炭素)を排出してるアメリカや、現在イケイケで経済発展してる中国が京都議定書に締結していない状況もあり、先進国はそれほど本気で取り組んでないように感じてた。

映画の内容を観ると、そんなに間違ってない状況のよう。。

結局この映画は、様々な理由で様々な人に否定されてる「温暖化問題」は、確実に存在している!!ということをデータを元に説明しているだけなのだ。

細かいデータについては、実際に映画を観てもらった方が早い。
データ自体は別に新しいものでは無いようだけど、アル・ゴア氏というスポークスマンが凄く分かりやすく映像で説明してくれるので、温暖化問題の原因、および今のままだと50年後100年後に地球がどんな状態になるのかが、だいたい理解できる。

ただし、映画では語られない事がある。
それが、今後の具体的な対策。

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最近、昔雑誌が発行されていた「日本版WIRED」のWebコンテンツHOTWIRED JAPAN(更新は既に停止)に連載されてたらしい、野口旭の「ケイザイを斬る!」を読んだ。

この人は経済学者で、学者の観点から当時(…現在も継続中)のデフレ不況の原因と対策を提案(啓蒙かな?)しようとした連載だったんだと思う。

僕は経済学は門外漢だけど、何となく内容はわかった。

だいたいが同じ内容の繰り返しではあったけど(笑)、かなり大雑把にまとめると、結局言いたいのは以下2点だけだったように思えた。。。

 ・不況(デフレ)の原因は金融政策の失敗で、構造的な問題じゃない。
 ・リフレ(マイルドなインフレ)状態にするために金融政策を行う必要がある。

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サイトを見てたら面白いブログを見つけた。

経済が元気ってどういうことだ?(基本原理?編)
経済が元気ってどういうことだ?2(リフレ&イノベーション編)

2日に渡って、経済の「成長」と「イノベーション」について書かれてる。僕は経済は詳しく無いけど、このブログの内容はわかりやすい。

経済はお金を介した価値の移動のことで、経済学ではこの価値のことを「効用」といい、効用(効き目)には「ある理想に近づくこと」って意味もあるので、つまるところ経済とは

人々がお金を使って連鎖的に理想に近づくこと

であると。

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ローレング・レッシグ著「コモンズ」という本を読んだ。

レッシグ博士は日本でも結構有名な学者さんみたいですね。

おおまかに言えば、ネット上の知的所有権(著作権)についての本なんだけど、凄くタメになった。さすが学者さん、慧眼というか物事を見る視点が面白い。

氏は、「コモンズ」を、「共有のもの」として保有されているリソースと考える。これは「フリー」で使用できる。フリーと言っても、無料という意味だけじゃなくて、誰も排他的な権利(独占権)は持ってなく、「フリーにアクセスできる」コトが何より重要と説く。公道や公園はコモンズだし、アインシュタインの相対性理論もコモンズだ、と。

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既に色んな方がブログで取り上げられてるけど、改めてホワイトカラー・エグゼンプション(White-Collar Exemption)について考えてみたいと思う。

[テーマ1]
とりあえず議論の前提としては、僕は「残業」には大反対だ。

残業が当たり前だと考えてしまうと、効率的な仕事が出来なくなるからだ。効率性とは時間の制約がある中でどれだけ作業を行えるか…ということなので(もちろん、休憩しつつ体を休めて自己ケアを行うのも仕事のうち)、その前提である時間の制約をはずしちゃうと効率などどうでもよくなる。
結果的に残業してしまうのは仕方ないが、あくまで定時帰りを目指すべきだ。

仕事ができる人というのは、その限られた時間の中でどれだけ成果を上げたか?で判断されるべきだろう。そういう意味では成果主義万歳!!残業代を稼ぐために会社に残るような、意味の無い残業はなくすべきだ。

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