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髙橋洋一さんの著書。

久々に政治関連の本を読んだ。

氏は元財務省官僚で、小泉内閣では、竹中平蔵氏と共に霞ヶ関官僚と対決し、公務員制度改革にも尽力されている。

この本は非常に簡単な構成で、値段も700円だし、ページ数も176Pほどなので、スラスラと読める。しかし、内容はかなり重要。衆議院総選挙、民主党への政権交代の可能性もかなり高くなってきた現状だが、何より重要なのは「公務員制度改革」なんだなと、この本を読み改めて理解した。

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小飼弾さんの著書。

氏が運営するブログ「404 Blog Not Found」はよく拝見させてもらってて、そこで書評に載っている本も、自分が読む本として参考にさせてもらっている。

この方はオン・ザ・エッジ(現在のライブドア)時代にCTO(最高技術責任者)を勤められ、その後ホリエモン問題がメディアを騒がせていた頃、テレビにもちょくちょく出ていた。テレビ出ていた頃は、割と過激というか、人の風当たりを受け易いような発言をしていたが、ブログにしろ、この本の内容にしろ、基本的にこの方の考え方には賛成。自分にとっては非常に肌に合っている。

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ロバート・B・ライシュ氏の著書。

原題は「Supercapitalizm」。本文では「超資本主義」とそのまま訳されている。

今までの「民主的資本主義」が「超資本主義」へ変わってしまったことで、市民としての公正さを実現するための「民主主義」という機能が働くなってしまった、それを「資本主義の暴走」と呼び、その危険性を警告している。

氏は現在バラク・オバマ民主党大統領候補の政策アドバイザーを務めている。
あと1ヶ月ほどでアメリカ大統領選挙が始まるが、オバマ氏有利の下馬評でもあり、仮にオバマ市が黒人初の大統領になり、氏が政策アドバイザーになれば、氏の考えが及ぼす影響力もその分拡張されることになる。次のアメリカ政府がどんな政策を実施するのか、予想する上でも本書を読む価値はある。

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山崎養世さんの著書。

氏は元ゴールドマン・サックス投信の社長。その経験から、今後の世界経済がどのような変化をしていくかを大胆に予想したのが本書だ。

氏の本は以前何度か読んで、このブログでも数冊書評を書いたが、非常に明確な論理でわかりやすく、首尾一貫している態度が好感が持てる方。私は氏のちょっとしたファンみたいなもので、この本も新作が出たと知ってすぐに本屋で購入した次第。

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門倉貴史さんの著書。

サブプライム問題で下降しているアメリカ経済や、そのあおりを受けて(何故か)一緒に落ちて行く日本経済。ユーロはドルと比較して相対的に価値が高くなったが、何か明るい材料があるか?と言われると、ヨーロッパ経済に元気があるというわけじゃない。

オイルをベースにした好況は既にタイムリミットは見えているが、しかしまだ時間的猶予はある。サブプライム問題の解決策としてアラブマネーが期待されたが、落ち目の先進国に代わり、著しい成長を遂げているのがこの本で扱っているイスラム圏国家。

イスラムの金融を学ぶことは、今後主導権が様々変わっていくであろう世界経済を考えると、知っておくべきだなーと本屋さんで興味を持ち、購入した本。

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