2006年
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2006年

前々回のブログでフランス人のように1ヶ月間休みたいなーと書いたが、雑誌で関連した評論を読んだのでちょっとそのネタについて書いてみよーと思う。

今年の3月末にフランスで大規模なゼネストが起きた。
フランスには、CDI(無期限雇用契約)というものがあり、要するに日本の終身雇用を契約にしたもの。
フランスは伝統的に労働組合の力が強く、一度取得した労働者の権利は簡単には変えらない。
企業側としては、この契約のため(社会保険料の負担など他にも理由あるけど…)若者の採用に慎重になり、若者が就職できない状況が何年も続いている(フランスの25歳以下の失業率は22.8%)。
この状況を打破するために、26歳未満の労働者を雇用する際に2年間の試用期間を設け、期間内であれば理由なしで解雇できるという「CPE(初期雇用計画)」を盛り込んだ「機会均等法」が3月9日に成立し、それに反対して学生&労働者のゼネストが起きた。

日本でも報道され一時話題になった。この機会に過去の記事を調べてみたが、日本での論調は「今どきデモって過激だなー」とか「フランスの若者って我儘なんじゃない?」「今はフランス危険だから行かない方がいいね」みたいな視点でしか語られてない。
しかも、昨年11月にフランス内相だかが「社会のクズ」発言して暴動になった移民問題と同じと思われてるフシもある。

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こないだの木曜日、新宿で友達と久々に飲み行った。

前に今の会社で一緒に仕事してた人なんだけど、変人だからか妙に気が合って、その人が会社離れてからもちょくちょくと会ってるってわけだ。

その日は夜になっても気温が下がらず、やたらと蒸し暑い日だったので、まずはBARみたいなとこでビールを飲みながらお互いの近況報告+雑談を。そこで、血液型の気質の違いって話を聞いた。
昔どこからか聞いたコトある話だったけど、改めて聞いてみると妙に納得する。
「O型は狩猟民族、A型は農耕民族、B型は遊牧民で、AB型は行商人」って話だ。

日本人は当然農耕民族なので、日本ではA型の人が一番多いけど、世界的には最古の血液型であるO型が一番人数多いらしい。

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今日から何と4連休。

本日金曜日は久々特に打ち合わせの無い日だったので、木曜日の帰る間際、ギリギリの時間に有休申請出して、周りの白い視線なぞ全く無視して有休取得。のんびりとお休み満喫しちゃおう。おほほ。

東京は朝からこの温度+湿度何なの?って気候だったけど、お家でクーラー付けながら、「MASTER KEATON」まとめ読みする、まったりなムードで休日スタート。こういうのが休日の醍醐味である。

ちなみに、この本は「YAWARA」や「MONSTER」「20世紀少年」書いてる浦沢直樹さんが作画の、ほんとにほんとに面白い大好きな漫画。
他の漫画は作画/脚本は全て浦沢さんだけど、この本の脚本は「勝鹿北星」という変なペンネームの人。なので、浦沢さんのナイト・シャマラン映画のような引っぱり過ぎる演出が嫌いな人でも、この本は全然別物と思った方がいい。
切ないストーリーや、にんまりと笑みがこぼれるような秀逸なお話満載で、大人に読んでもらいたい漫画。

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今日の明け方、W杯ドイツ大会の決勝戦「イタリア×フランス」が行われ、開幕前は予想もしなかったイタリアの優勝で幕を閉じた。

今回のW杯は決勝Tに入ってから、応援+予想してたチームがことごとく負けていき、例えばドイツ×アルゼンチンはアルゼンチンの勝ちだろーと思ったらアルゼンチンあっさり負けちゃったし、イングランド×ポルトガルもイングランド応援してたらポルトガルの勝ち、ブラジル×フランスはまぁ、ブラジルの圧勝かな?と思えばブラジルもさくっと負けてしまい、準決勝の「ドイツ×イタリア」「ボルトガル×フランス」も見事に予想/期待と違う結果に…ここまでくるともう笑うしかない(笑)

決勝はイタリア応援してたけど、逆にフランス応援した方がイタリアのためには良いかな?なんて本気で考えたりして…、なんか変な運が付いてるのかしら?と、前半の早い時間帯でジダンにPKを決められたときはマジで落ち込んだ(笑)。

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映画「交渉人 真下正義」を観た。
と言っても、映画じゃなくてDVDにて。
などといいつつも、実は上映してたときに、一度映画館で観てる。

映画館で観たのも随分前なのでストーリーの細部忘れてるし、もう1度観ても楽しめるかな?と思ったのと、朝ふっと思い立って久々に「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」を観たので、その勢いのままDVDを借りに行った次第。

これは大好きな「踊る大走査線」シリーズのサブストーリー映画版。
TVシリーズからTVでのスペシャル版、映画1&2と、踊るシリーズは徐々に拡大、この映画に繋がってる。
この映画の後にも、「容疑者 室井慎次」が上映され、TVではスペシャル版でこの真下正義にも出てた刑事が主役の「逃亡者 木島丈一郎」も放映された。
(この木島役の寺島進さんって、この映画で凄く好きになった役者さん。北野映画でキャリアを築いた人らしい)

「容疑者 室井信次」も映画観に行ったけど、はっきり言って映画館で観るようなモノじゃなく(TVスペシャルで十分)、見終わった後「金返せ」と思ってしまったような出来だったけど、改めて観てもこの真下正義はかなり面白い。
ストーリーも男臭いプロ意識をくすぐるような自分好みなテイストだし、随所に謎解きが仕掛けられてて、観ていて飽きずにクライマックスまで引っ張ってくれる。

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