The Catcher in the Rye

今日は昼過ぎから井の頭公園に言って、あまり人が通らないベンチでのーんびりと読みかけだった「The Catcher in the Rye」を読んでた(村上春樹訳)。

東京は今日は最高気温28度だったけど、木陰は涼しくってすんごい気持ち良かった〜♪
ただし、夕方から雨が降ってきて、干してた洗濯物がびしょ濡れになり、2回目の洗濯をする羽目に…

…で、「The Catcher in the Rye」なんだけど、もうひとつ、野崎孝さんという人が訳した「ライ麦畑でつかまえて」ってのもあるけど、前々から読んでみようかな?と思ってて、たまたま本屋さんで見つけたのが、村上春樹訳の方だったので、こっちを買ってみた。

読んだ感想としては、「なるほどね〜」って感じ。

うーーん、何て言うんだろ…既に三十路に入った現在の自分としては、主人公の言ってるコトもわかるし、その通りかなとも思うけど、自分が主人公と同じ16歳だった頃に、たしかに反抗期はあったけど、世の中全ての事に毒を吐くようなコトは無かった気がするのだ。学生の時は部活で忙しいながらも結構のほほんと過ごしてたし。特に「社会」を意識するコトも無かった(田舎育ちだからかもしんないけど)もちろん、将来に対する漠然とした不安はあったけど、それは今も同じ。
なので、そういう部分では、あまり主人公に感情移入は出来なかったかな。

ただ、「大人な」社会にうんざりしてる主人公の気持ちはわかるし、これって実は思春期だからってコトは無くって、30歳になった今でも同じだ。
この辺の気持ちは、年齢は関係無いと思ってて、強いて違いをあげると、ガキの時は理由もわからず嫌だったのが、今はその嫌な理由がわかって嫌ってるってことだ。

この本が不朽の名作とか呼ばれてるのも、何歳になっても社会や人間に対して嫌なトコあるのは当たり前なので、そういう反発心みたいなのを上手く表してるからだろう。

読み終わった後に、Amazonサイトにこの本読んだ人の感想が書いてあったから見たんだけど、納得いかなったのが「思春期の気持ちを〜」みたいな感じでまとめてる人が多かったコトだ。
思春期だからとかは関係無くって、何歳になっても普通に感じる反発心じゃないの?
この人達は、今の社会や自分自身や他人に対して、納得がいかないコトが全く無いんだろーか?

逆に今現在この反発心を持ってない人の方が怖い。
そういう人は、何も考えずに自民党とかに投票してそう…

それと、日本語訳だけど、この人の訳、すげー無理やりな感じがして素直に読めなかった。(しかも、なんか癇に障る(笑))

原文がそうなのか、訳者の力量なのかわかんないので、今度時間作って、野崎孝訳の「ライ麦畑でつかまえて」と、この本の英語の原文も読んでみようかなぁーと思う(…英語の勉強もかねてね)。

今のところ「The Catcher in the Rye」にコメントは無し

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