著者は原田玲仁さん。
今まで何冊もこの人の本は読ませてもらってる。最初は心理学、次が色彩心理学(書評まとめてるのでコチラへ)。そして、今度は恋愛心理学というわけだ。
1000円で200Pほど、片面は漫画という構成は前の本と全く同じ。
まぁ、今までの心理学や色彩心理学よりは一般的だし取っ付き易いとは思う。誰でも興味ある恋愛の話だし。
本の内容を語るにはまず目次を見た方が早い。
目次は以下の通り。
序章 不思議な男女の心理
・人はなぜ恋に落ちるのか
・女性はなぜ化粧をするのか?
・芸能人はなぜすぐに離婚する?
・恋愛心理学とは?
・恋愛調査
・「恋」と「愛」の違いとは?第1章 恋のはじまり
・恋は「いつ」生まれるのか
・恋は「どこで」生まれるのか?
・恋は「だれと」生まれるのか?
・恋がはじまる「第一印象」
・「ひとめぼれ」はなぜおこる?
・「ひとめぼれ」は本当の恋愛感情か?
・女性は嗅覚で男性を選ぶ
・男性は視覚で女性を選ぶ第2章 恋の発展
・相手との距離を近づける心理
・恋愛心理的デートの誘い
・恋愛心理的な初デートの心得第3章 恋から愛へ、恋人の恋愛心理学
・二人の愛を深める場所
・障害があると愛は燃え上がる
・プレゼントは高価なものでないほうがよい
・触れ合うことで恋が発展する
・恋愛のメカニズム
・「恋は盲目」って本当?
・女性は愛されている実感がほしい第4章 愛から愛着へ、夫婦の恋愛心理学
・人はなぜ結婚するのか?
・結婚は人生の墓場なのか?
・マリッジブルーはなぜおこる?4
・「愛」から「愛着」へ変化する感情
・なぜ男は「釣った魚にえさはやらない」のか?
・幸せな結婚生活を送る愛のSVR理論
・妻を若返らせるピンクの効果
・夫婦の関係を良好にする法則第5章 恋愛の危機と破局、やり直しの恋愛心理学
・恋愛や愛着には賞味期限がある?
・人はなぜ離婚をするのか?
・人はなぜ3年で離婚をするのか?
・夫婦や恋人との関係をおだやかにする心理
・「嫉妬」とは何か?
・嫉妬の男女差
・人はなぜ浮気をするのか?
・女性はなんで男性の浮気を見抜けるのか?
・相手のウソはしぐさで見抜ける
・相手のウソは話し方でも見抜ける
・不倫から抜けだせない人の心理
・失恋の心理
・人は何度でも恋愛するようにできている第6章 恋愛の雑学
・恋愛映画は最高の「恋愛参考書」
・恋愛の雑学
目次がやたらと長いが、別に難しいことは書いてない。
読んでよかったなと思うのは、以下の変化を知ることができたこと。
「恋」⇒「愛」⇒「愛着」
まずは燃えるような「恋」で始まる。
で、「恋」をどう発展させるかのパターンも載ってる。
これは覚えとくと色々活用できそう。
- 単純接触の原理
- 近接の要因
- 熟知性の法則
- 自己開示
- 類似性の要因
- 自尊感情
- 自己肯定欲求
この原理や法則はすごく納得。単純接触の原理なんか、めちゃ簡単だけどほんと大事。何度も会ってれば好きになるし。そして、好きな人は何度も会いたいし話したいから、自分からその機会を作るしね。
「自己開示」は一番私が苦手とするところ。これは前々からの課題やね。改めて本読んで痛感した。
この恋には賞味期限がある。
期間は12ヶ月〜18ヶ月。
「恋」は体に過度な負担がかかるので、自己防衛のために期限があるって説が面白い。
「恋」を経て、相手をまず第一に考える「愛」に変化する。
最後に「愛着」へと。
「愛着」は相手が居ることが自然、当たり前と思える状態なのかしら?
さて、これで終わりかと思いきや、何とこの「愛着」にも3年〜4年という賞味期限がある。
だからこそ「離婚」や「不倫」などをみんなするわけだ。
この期限を乗り越えると、かなり長い関係を続けることが出来るらしい。とはいえ、「熟年離婚」なんて言われるように、何十年と連れ添った夫婦が離婚したりするから男女関係はわからないのだけども。。
それぞれ身に覚えのある期限だったりして、妙に納得できる。
面白いなー、この恋愛心理学。
文章だと固い感じだし、私の文章は特に固いとは思うのだけど(笑)、本はもっと簡単に読める。ちょっとでも興味持ってもらったようならば、買って損は無いですよ。