著者は原田玲仁さん。
前回読んだ「マンガでわかる心理学」の言わば続編。
前回の本で心理学を自分の中でおおまかにジャンル分けし、興味を持った「社会心理学」「産業心理学」「色彩心理学」の中で、著者が専門の「色彩心理学」を扱った本である。
前作と同じ構成で、200Pくらいで半分マンガ。情報量は少なめだが、非常にカラフルな内容の本で、「色」を扱うのであればこういう形が一番いいのかな?と思えるくらい、お値段も1,000円とリーズナブルで、費用対効果の高い本だと感じた。
目次は以下の通り。
序章 色彩の基本
第1章 不思議な色彩のチカラ
第2章 色彩心理と実践
第3章 色の章/好きな色でわかる性格
第4章 知っていると便利な色彩効果
第5章 カラーコントロール
第6章 色の雑学
内容構成もわかりやすく、色の基本から色彩心理について、色による性格判断、色彩効果(対比/同化)などなど。
私もWeb関連の仕事をしているので、「RGB」や「CMY」などは馴染みのある単語だが、加法混色(混ぜると白に)/減法混色(混ぜると黒に)という特徴や、「色相/明度/彩度」の色の3要素を改めて学べたのはすごく収穫があった。今後Webを扱う仕事をしていく上で、絶対に意識する必要があるし。。
「色相」に関してだが、この本でも紹介されていた「マンセル色相環」については以下が詳しい。
色相環
wikipedia「マンセル・カラー・システム」
また、「カラーコントロール」の章で、「パーソナルカラー」なるものがある、という話が面白い。
なるほどねぇ。。その人の肌の色によって、「イエローアンダートーン/ブルーアンダートーン」に分かれ、さらに「イエロー/ブルー」もそれぞれ「イエロー:スプリング/オータム」「ブルー:サマー/ウィンター」の各2種類、計4種類に分けることが出来て、それぞれ似合う色が違うとのこと。
正確にはわからないが、私はたぶん「ブルーアンダートーン」の「サマー」だな。。
つまり、若干淡い色が似合うってことか。たしかにそうかも。
これを自分で意識しておくと、服を選ぶ際にも、自分に合った色を選べて便利。
「色」って面白いなー。
そう思わせてくれる、内容はしっかりとまとまった本。
色に関連した仕事してる人や、興味持ってる人は、入門書として凄く良い本だと思う。