映画館で上映されてたときに「絶対観に行こう」ってずっと思ってたんだけど、結局観逃してしまってた映画。
こないだゲーム目当てでPS3を購入し、おまけとしてブルーレイが観れるようになったので、GW中ってこともあり、ちょうどよいのでこの映画のブルーレイを借りてみた。
製作はPIXAR。
このスタジオの作品は大好き。
「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」などなど。初のフルCGアニメ「トイ・ストーリー」もここのスタジオ。
元々PIXARは1986年に1度Apple社を退社したスティーブ・ジョブズ(および数名)が買収した会社。Wikipediaで改めて調べてみたけど、一躍PIXARの名を知らしめた「トイ・ストーリー」は1995年作品。買収から10年近くPIXARスタジオは日の目を見なかったことになる。
で、ディズニーとはずっと共同制作してたらしい。PIXARは自社独立したかったらしいけど、色々あった末に2006年に結局ディズニーがPIXARを買収、完全子会社となる。劇場版のディズニーアニメは1990年中頃の「美女と野獣」や「アラジン」「ノートルダムの鐘」の頃がピークで、その後の作品は全く観たいと思わず実際観ていない。正直、映画制作の世界ではディズニーアニメは完全に凋落しているので、資金面だけでもPIXARを支援してもらえるのは、ファンとしては嬉しいところ。
閑話休題。。。
前置きが長くなりすぎました(笑)
さて、この「カールじいさんと空飛ぶ家」。実は冒頭の5分ほどは、映画公開当時にテレビで「冒頭5分だけノーカット映像お見せします!!」って番組観たことがあり、導入部だけは知ってた。
いや、はっきり言わせてもらうけど、この映画、この導入部だけでいい(笑)
短い尺の中で、カールじいさんとエリーばあさんの一生がすごくコンパクトにまとめられてて、これだけで1つの作品になってると思う。
その後のストーリーは「おまけ」かな。。まぁ、長い「おまけ」なんだけど(笑)
家を空に飛ばすきっかけになった暴力事件とか、子どもの頃憧れた冒険家が敵になってしまうってのも、考えてみれば悲しい話。正直、ストーリー自体はあまり観るべきところは無かった。
この作品が素晴らしいのは「映像(アニメーション)」の力。
冒頭の導入部もまさに映像の力だし。ケヴィンやダグの愛らしさも映像だからこそ。ダグいいわ~!!観てたら犬飼いたくなってきたもの(笑)
音楽もいいけど、空飛ぶシーンの音楽は、明らかに「80日間世界一周」の影響受けてるように思う。気球(風船)で空飛ぶとこも似てるし。この作品も大好きなんだよね~♪思い出したので、今度久々に観てみよう!!
いずれにせよ、この作品が、どの年代の人が観ても楽しめるアニメであることは間違いないです。
評判通り、素晴らしい作品でした!!