2人の警察官コンビが金融業界の悪役をひっ捕まえるドタバタコメディ映画。
・・なんだけど、結構監督の主張(クレーム)が前面に出ている映画でもある。
1つは「アンチスーパー刑事」。
「リーサル・ウェポン」にしろ 「バッド・ボーイズ」にしろ、昔からスーパー刑事の2人組が主人公の作品は多い。
けど、この映画、一応スーパー刑事コンビが登場するんだけど、冒頭でいきなり死んでしまう。突拍子も無くビルから飛び降りて(笑)スーパー刑事が主人公の映画であれば、飛び降りても絶対に死なないシチュエーションなのに(笑)
そんなスペシャルな人物がスゴイんじゃない!!
脇役(アザー・ガイズ)こそスゴイ存在で、この社会を回してるんだ!!
って主張が凄く感じられる。
で、2つ目が「アンチ資本主義」。
資本主義というより金融会社かな?
2008年のリーマン・ショック以降、アメリカ金融界はヒドイ状況。いや、むしろヒドイ状況なのはアメリカ国民か。。公的資金の名の下に税金は金融界につぎ込まれ、破綻の原因作ったクソ連中はアホみたいな額のボーナスや退職金をその税金から割り当てられてるんだから。。
その怒りが作品全体ににじみ出てる。
そういう意味で主張は凄くわかりやすかったけど、いかんせん「コメディ映画」にしては面白くなかった(笑)これ致命的。
アメリカン・ジョークが理解できなかったとかじゃない。
単に笑える要素が少なかった。コメディ映画としては完全にB級。
前回観た「ハング・オーバー」みたいな大爆笑を期待してたんだけどなー。。期待しすぎたな。
今のところ「「アザー・ガイズ」」にコメントは無し