映画館で上映中に観ようかどうか迷い、結局見逃した作品。
良い機会だったので、DVD借りて観てみました。
監督はアルバート&アレン・ヒューズ。
全然知らない。今作品が初鑑賞。
しかし、俳優がシブイ!!
主演はデンゼル・ワシントン。そして、敵役としてゲイリー・オールドマン。
ゲイリー・オールドマンは、「レオン」の切れた演技が何年経った今でも忘れられない。年齢重ねてシブイ俳優さんになったなぁー、ほんと。
さて、本作の舞台は近未来。
戦争により荒廃してしまった世界が舞台。
暴力と狂気が支配する世界・・って、最初設定観たとき、「北斗の拳」かと思った。。
デンゼル・ワシントン扮する主人公は、ある1冊の本を持って30年間旅をしている。西を目指して。
目的がはっきりせず、ただひたすらに西を目指している。
物語としては、最後にその旅の目的も判明し、ハッピーエンドで終わる。
で、はっきり言ってしまうが、ストーリーはたいしたコト無かった。
ネタばれ承知で言ってしまうと、その1冊の本とは「聖書」。
世界が荒廃した際に、聖書は焼き捨てられて、最後に1冊だけ残った「聖書」という設定。
主人公はその本を毎晩繰り返し読んでいる。
この「聖書」があれば、また人々を導ける力を得られる。
ゲイリー・オールドマンは権力のために手に入れることを切望し、主人公は理由もわからずこの本を大事にする。
で、最後に本は奪われるのだが、30年毎晩読んでるんだから当然内容を全て暗記していた主人公により、活版技術を持った機関に口伝され、最後「聖書」は製本化されてハッピーエンド・・で一応終わるのだが。。。
まぁ、キリスト教社会であれば受け入れられるストーリーかもしれんけど、そもそも荒廃した世界で何で「現在の聖書」が重宝がられるのか、その設定が納得いかない。普通は新しい宗教作るでしょ?で、その宗教の聖典が、今の「聖書」に取って代わる。漫画「20世紀少年」の世界観だな。そうなるのが自然。何故「現在の聖書」をわざわざリメイクせにゃならんのだろうか。。
この根本の設定が納得いかなかったので、観終わった後、あまり良い印象受けなかった。
モノクロ(セピア色?)の世界観とかは結構好きだったんだけども。。
俳優さんも良い演技だったし。
だからこそ余計残念。。
正直、映画館に観に行かなくて良かったなと感じてしまった。
うーーーん、残念!