最近やたらと本屋で目にすることが多いライフハック本。
その中でもiPhoneを使ったライフハック本が本書だ。
iPhoneに9万以上あると言われるアプリケーション。使ってみると、これがほんとに便利。簡単に言ってしまうと、この本はそのiPhoneアプリケーションの紹介本という位置づけ。
私は昨年のiPhone発売日翌日に運良く手に入れることができたんだけど、仕事で嫌というほど触れてきた既存の日本製携帯電話に嫌気が指していた身としては、周りで2台目の携帯端末としては購入した人が多い中、既存携帯を解約してiPhone1本で生きる覚悟をして(笑)、この1年以上利用している。
1年以上使ってて、もうiPhone無い生活なんて考えられないってとこまで来たと思う。しかし、これだけアプリケーションの数が多くなると、正直何が良いアプリケーションなのかを自分で探すのは限界。なので、こういう紹介本、ライフハック本はすごくありがたいのだ。
さて、まずはこの本の目次を見てもらった方が内容が良くわかる。
Chapter01 iPhoneでつくるクラウド・オフィス
01 ファイルも紙書類もすべてiPhone に入れる
02 雑誌をiPhone で買って読む
03 名刺やカードの情報はiPhone に任せる
04 「超」整理法のファイルをiPhone に取り込んでしまう
05 ネットワーク・ストレージでiPhoneの容量を100ギガバイトにする
06 Air Sharing でiPhoneをモバイルディスクにする
07 裁断機とScanSnapで紙資源をすべてPDF化する
08 Good Reader で大容量PDFを楽に読む
09 iPhone のカメラを利用して本棚整理に解答を用意しておく
10 iPhone でクラウド・オフィスをつくるためのアドバイスChapter02 iPhone でゼロストレス仕事術
11 iPhone 上でのタスク管理のストラテジーを立てる
12 GTDとiPhone で理想のタスク管理システムをつくる
13 OmniFocus でGTDのワークフローをマスターする
14 Remember The Milk で高速タスク管理を実現する
15 Toodledo でタスクを立体的に捉えなおす
16 ToDoリストアプリケーションで紙いらずのタスク管理を実現する
17 Inbox Zero でオフィスに着く前に受信箱を空にする
18 Gmail のToDoリストで職場に着く前から仕事をスタートさせるChapter03 iPhone ユビキタス手帳術
19 iPhone でユビキタス手帳をつくる
20 Evernote でユビキタス・キャプチャー
21 iPhone でメモを高速入力する
22 80対20の法則で最重要人物をおさえたアドレス帳をつくる
23 Evernote で一歩進んだ人脈手帳をつくる
24 まずはカレンダーでスキマなく予定をうめてみよう
25 使い分けたいGoogle カレンダーとの連携法
26 いつでもどこでも録音する
27 「マネー手帳」で手間いらずの小遣い管理を
28 写真と動画で「今」をキャプチャーする
29 iPhone を手帳に使うならBluetooth ヘッドセットは必需品
30 iPhone とモレスキン手帳で全方位からのアイディアを捉える
31 Hipster PDA でiPhone の死角を埋めるChapter04 iPhone でウェブを持ち歩く
Chapter05 出先でのiPhone 活用術
Chapter06 人生に近道を作るiPhone ライフハック術
付録 さらにiPhone を使いこなすための17のテクニックとアプリケーション
アプリケーション&Webサービス一覧
章(Chapter)を見ると、クラウド・オフィス⇒仕事術⇒ユビキタス手帳⇒持ち歩き(出先での活用)⇒ライフハック術⇒テクニック集という流れ。なので、お仕事で使えるアプリが中心で、おまけとして遊び用アプリが紹介されてる印象。
最後の付録としてのテクニックは、それぞれ小さなテクニックだけど、iPhoneユーザとしては嬉しい技が覚えられる。
この本で紹介されてるのは有料アプリが多い。ので、全部揃えるとなると、初期投資はそれなりに必要。しかし、初期投資の壁よりも、iPhoneアプリだけでは完結しないアプリケーションが多く紹介されてるので、既にPCを使ってオンラインで情報管理しているネットリテラシーが高い人、その上でiPhoneを持ってる人を、ターゲットとした本なのだろうなぁーと思う。
自分はこの本を呼んで、「RTM(Remenber The Milk)」というタスク管理ツール、また「Toodledo」というToDo管理ツールを使い始めた。これはWebでも使える、iPhoneとも同期しているツール。結構使い勝手が良い。「Toodledo」は英語ベースなのがちょっとだけ使いづらいけど。その他、Googleのツールも多く紹介されてるが、もうGoogleは骨までどっぷり使うくらい活用させてもらってる自分としては、あまり参考にはならなかった。Google無しだと全く生活出来ない身体になってしまったもんな。。汚れた身体に(笑)
最後のテクニック集に載ってた、動画PVを映像を流さずに音だけ聞く方法ってのが、地味だけど覚えられて嬉しかったなぁ。
おそらく読む人によって活用できるツールは異なるとは思うが、どちらかと言うと仕事で使うツールをiPhoneアプリで探してる方は、1つ2つは使えるツールが見つかると思う。
ターゲットは結構絞られるが、私の駄文を読んで自分がこのターゲットに当てはまると感じてもらえた方は、買っても損が無い本だと思います。