石原結實(いしはらゆうみ)さんの著書。
今回はちょっと今までに無いジャンルの本。タイトル通り「空腹力」。
主張はたった1つ。
「空腹」であれ!!
これは健康に関する本でもある。しかし、病院治療では当たり前の「西洋医学」ではなく、「東洋医学」。細かい区分けは私も詳しく無いが、「西洋医学」は対処療法、つまり何か問題が起きたときにそれを直すための治療を行うが、一方「東洋医学」は問題の根本を直すための治療法だと認識した。どちらがより優れているというわけではなく、どちらも大事なのだろう。怪我したときは対処的に治療してもらう必要が絶対にあるわけだし。
「東洋医学」では、「血液の汚れ」が全ての病気の原因と考えるらしい。
氏の「空腹になれ」という主張も、この「血液の汚れ」を綺麗にするため方法。
しかし、たしかに長い長い人間の歴史の中で、「満腹」よりも「空腹」の方が当たり前の状態だったわけで、人間の体が「空腹」状態に最適化されているという主張は大変納得できる。
また、私は随分前から寒くなるとお家の中で腹巻をするようにしているが、お腹を温めることの効用は身をもって実感している。お腹が暖かいとほんとに体中が暖かい。これは女性であればぜひ実践して欲しい。すぐに効果が出るはず。最近はおしゃれな腹巻も変えるわけだし。
⇒ちなみに私が購入したのコチラ。
有名なサイトなので知ってる人も多いとは思うけど。
季節によって販売したりしなかったりしてます。
本書でも腹巻をしろ!と主張されている。体温が高いと、それだけで相当健康を維持できると。筋肉を付けろという話も結局は熱消費量を上げて体温を高めるため。これは既に体感しているだけに、納得するというより私の中では当たり前の話だ。ってことは、特に意識せずに「東洋医学」的実践を行っていたわけか。。どうりで風邪も引かないし、やたらと健康なわけだ(笑)。
「空腹」になるために「半日断食」をする、という話も興味深い。
「半日断食」は今後生活の中で実践してみようと思う。
どんな老廃物が吹き出てくるのやら。。楽しみでもある(笑)
機会あれば実際に「断食」のための断食保養所にも参加してみたいな。
図らずも実践していたコトもあって、多少驚きは少なくなったが、「目から鱗」な体験が出来る本なのは間違いない。
日々健康に過ごしたい、現在何かしら健康に関して問題を抱えてる人であれば、読めば必ず何か思うところがあるはず。面白い本です。
以下は目次。
第1章 「空腹力」が健康をつくる
第2章 血液の汚れが病気を招く
第3章 断食療法で病気を治す
第4章 気軽にできる「半日断食」健康法
第5章 体を温めて病気を治す
第6章 医者いらずの食べ物・食べ方
第7章 「空腹力」で人生は変わる
終章 健康で100歳まで長生きする秘訣
【参考サイト】
□ほぼ日ハラマキ ウォーマーズの森