ウィン・ウェンガーとリチャード・ポーというお二方の著作。
以前講義を受けた、「フォトリーディング」で教えてもらった本。
加速学習法の実践法の一つとして、「フォトリーディング」も少し解説されている。
今回この本を読んだ目的は、大元となる理論を学ぶこと。
で、読んでみたのだが、理論はそんな複雑なものではない。
本の大半はその能力を高めるテクニックの説明に費やされている。
目次は以下の通り。
第1章 あなたは天才かもしれない
第2章 ヒトは人生の半分を空想に費やしている
第3章 イメージを開放する
第4章 自己表現と知覚のフィードバック
第5章 「驚き」が可能性の扉を開く
第6章 イメージを解釈する
第7章 質問の威力
第8章 モデル思考—その人になりきる
第9章 トータル・リコール—再現能力
第10章 「詰め込む」のではなく「引き出す」のが教育
第11章 「酸素」という重要な要素
第12章 グループ効果
第13章 絶対音感
第14章 楽しまないと脳は働かない
第15章 天才に生まれるのではなく、天才になる
この手の本はたいてい同じ事が書いてあるのだろうなぁーと思わせる内容。
しかし、だからこそ、実践すれば何かしらの効果が得られると、自信というか「確信」のようなものは得ることが出来たのが収穫。
数多存在するこの手の本の違いは、「理論」ではなくその「実践法」にある。
理論は、乱暴に単純化して言うと、「シナプスを増やせ」ってこと。
そのためには理性を抑えて、「感性(五感)」をもっと働かせろと。
やたらと長い本だが、最初の1〜2章でその説明があり、あとはその実践法をどうするか?が書いてあるだけ。なので、実践法がやたらと多い。
こんなの全部実践できない。途中で嫌になる。
今はその実践法の1つである「フォトリーディング」を行っているところ。
効果は少し出ていると思うが、もっと洗練できるはず。
なので、今は「フォトリーディング」をひたすら行い、習慣化させるのが大事。
この本に買いてあった「イメージ・ストリーム」は、その強化に役に立ちそうなので、並行して実践してみようと思う。
「フォトリーディング」を学んだ人は読んで損は無い。
実践は後で、まず理論を学ぶのであれば、もっと簡単な本の方が良いと思う。
実践法が1つか2つに絞られている本とか。。
いきなりこの本を読むと、やることの多さに気が滅入り、やる気がなくなる可能性が高い。
なので、万人にお勧めできる本ではない。