会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

最近すっかりおなじみの勝間和代さんと、福沢恵子さんの共著。

元々は数十年前にアメリカ人の女性が書いた内容の本で、そのときの翻訳を福沢恵子さんが行ったとのこと。

勝間さんは当時その本を読んで深い感銘を受け、その大元の本が既に絶版になってしまったため、現代を生きる女性に伝えるためにも、今回二人で共著を出す運びとなったらしい。

目次は以下の通り(Discoverより)。

はじめに

女性たちってこんな時代を歩んできたんだ…
15のリアル・ルール、教えます

ルール1 出世のために仕事をするべきではない。やりがいが重要である ーこれって本当?
ルール2 まじめで有能であれば、周りから、認められ評価される ーこれって本当?
ルール3 社内政治は本来あってはならないもの、関わるべきではない ーこれって本当?
ルール4 仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない ーこれって本当?
ルール5 仕事の場で群れるのは慎むべきだ  ーこれって本当?
ルール6 上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である ーこれって本当?
ルール7 本音とタテマエを使い分けてはならない  ーこれって本当?
ルール8 人を攻撃してはいけない   ーこれって本当?
ルール9 人から嫌われてはいけない   ーこれって本当?
ルール10 残業もいとわず、できるだけたくさん仕事をする人のほうが評価される  ーこれって本当?
ルール11 上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきだ  ーこれって本当?
ルール12 失敗して叱られるようなことがあってはいけない  ーこれって本当?
ルール13 仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ  ーこれって本当?
ルール14 産休・育休は、当然の権利として堂々ととっていい  ーこれって本当?
ルール15 ルールはいかなるときも守らなくてはならない ーこれって本当?

辛口対談……ここだけの話

これも立ち読みで読んだのだが、かなりさらっと流し読みした。

要点は掴めたと思うので、ブログでコメントを書かせてもらうが、正直この本で伝えているルール全てを実践するのはかなり難しいと思う。

何より、自分はこれを全て実践してる人と一緒に働きたいと思えない(笑)。

すごい納得できる意見もあるし、ほぼ理解は出来るのだが、これは所謂「キャリアウーマン」になるためのルールのような気がする(念のため断っておくと、オールドミスとかマイナスのイメージで言ってるわけではない。他に良い言葉が浮かばないもので。。)。

一人の人が生きて行く上で一番大事だと自分が考える、人生の「価値観(信念/哲学)」については触れていない。仕事をしてより多くのお金を得るコトが「良いこと」という前提(価値観)で話が展開されている。

一応、300万円と1億円の収入のどちらが幸せか、リスクとリターンを比較して選べば良いみたいなコトも書いてあったが、本全体を通して、収入1億円の側の立場に立っているような印象を受けた。

勝間さんの著作は非常にタメになるのだが、ちょっと注意しなくてはいけないのは、勝間さんだからこそ出来ていることが多分にある、ということだ。

明日からみんながすぐに実践できる類いの指南書ではない。

そこを差し引いて読む分には、すごく面白い本だと思う。
女性の視点で女性向けに書かれているし、働き始めの女性の方が読むと、かなり目から鱗が落ちるだろう。

実践するかどうかは、自分の性格を考えつつ、判断すれば良いと思う。

今のところ「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」にコメントは無し

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