GW中、何か映画でも観に行こうかな?と思って調べてみたら、吉祥寺のバウスシアターで「チェコアニメ映画祭2006」ってのやってたので、「こりゃ面白そう〜」と思って観に行ってきた。
(チェコアニメ映画祭2006の公式HPはこちら)
チェコのアニメ−ションは、日本のリミテッドアニメショーンや、アメリカとかのフルアニメーションとは違い、マリオネットなど人形劇が発展してるお国柄からなのか、変わったテイストで面白い。
映画祭はA〜Dプログラムまであり、今日観に行ったのはAプログラム。
内容は美術監督別に、
●パヴェル・コウツキー
「メディア」「カフェ」「ネズミ、万歳」「バイオリン・コンサート」
●ミロスラフ・シュチェパーネク
「復讐」
●ヨゼフ・チャペック
「犬と妖精の話」
●ズデネック・スメタナ
「エンド・オブ・ザ・キューブ」
●エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー
「ある粉屋の話」
●ヨゼフ・パレチェク
「ちびトラちゃん」「カシュパーレックとホンザ 盗まれた王冠」
この人達はチェコでも有名なデザイナーなのかな?
一番面白かったのは、パヴェル・カウツキーの「メディア」。
シニカルな作品だけど、話の展開もアニメーションも面白い。
この人の別の作品「カフェ」も凄く面白かったし、Cプログラムはこの人の作品たくさんやるみたいだから、場所は新宿になっちゃうけど、このGW中に観に行こうっと。
ヨゼフ・チェペックは、ペトル・チャペックのお兄さんとのこと。
この「犬と妖精の話」の原作はペトル・チャペックで、Bプログラムの「宿なしルンペンくんの話」やCプログラムの「郵便屋さんの話」も美術監督:ヨゼフ・チェペック、原作:ペトル・チェペックみたい。
良い話だったけど、アニメとしてはちょっと退屈だったかな。
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーは、ヤン・シュヴァンクマイエルの奥さん。
(このsecond nameは、チェコ語で男と女で読み方違うのかな?)
残念ながら去年10月に亡くなってしまったみたいです。
話はキリスト教の教訓を元にしてるとのコト。話自体は結構ありきたりだけど、絵がすんごい狂気的で、さすがヤンの奥さんって感じ(笑)
アニメとしてはそんなに面白味は無かった。
さすがに上映作品数が多いので、途中眠気が襲った作品もあったけど、全体的に面白かった。
お家に帰ってから、昔買ったヤン・シュバンクマイエルの短編DVD観たけど、やっぱこの人頭おかしいな(笑)
ただ、表現方法って人によって国によって色々あると思うけど、伝えたい事ってのはそんなに違わないかな?とも思う。だから、「面白い」って感じられるんだろーし。
ヤンの作品で「アリス」とか「ファウスト」とかもあるので、いつかDVD買ってみてみたい。ただ、ちょっとDVD高いんだよね…