和中敏郎さんの著作。
氏は「恋愛心理研究所」の所長とのこと。
副題が「30分で異性をゲット!」と書いてある通り、簡単に言えばナンパ指南本なのだが、「気合いで押せ!!」みたいな体育会系の本ではなくて、心理学的な裏付けをした上での説明なので非常に説得力がある。
人に勧められて読んでみたのだが、結構面白かった。
目次は以下の通り。
第1章 恋愛感情と催眠
第2章 ラポールという不思議な心理状態
第3章 言語的ラポールのテクニック
第4章 非言語的ラポールの奥義
第5章 感情を誘導する極意
第6章 恋愛感情を生み出す話術
具体的な方法論なども載っているが、今のとこ付き合いたい特定の誰がいるわけではないので(笑)、実践は機会あるときにでも試してみるとして、「心理学」という分野は結構面白い、ということが分かったのがこの本の一番の収穫な気がする。
今までつまみ食い的に心理学の本を読んだことはあったが、体系的に学んでみようという気になれなかった。
しかし、人と話す上で知っておいた方が良い事ではあるんだよね。人種が特定されるわけではないし。
この本の骨子は、「いかに相手に良いイメージを(自然に)させて、それを自分に投影させるられるか?」ってことかしら?
「魅惑術」とは、そのための「話術」というところか。。
僕はナンパはしたことないのだが、ナンパのすごく上手い人が、意識はしてなくても、こういったやり方してるのかどうかが凄く興味深いところ。
「こんな本読んで女性をナンパするような奴はけしからん!!」って言う人も居るのだろうけど、「心理学」は「科学」と一緒で、良い使い方も悪い使い方も出来る。
要は使う人次第。
結果的に、ゲットした人と幸せになれるなら、1つの手段として知っておけばいい、それくらいの気持ちで読めばよいと思う。
読んですぐに女性との出会いが増えるわけではないだろうが、シャイで女性と話すのが苦手な人が多い日本の男性は、少し意識を変えると思って読んでみてもいいんじゃないかしら?
心理学は今後新しい課題。
もっと色んな本を意識的に読んで学んでみようと思う。