「ボーン・スプレマシー」

ボーンシリーズの2作目。

1作目「ボーン・アイデンティティ」の2年後から話が始まります。

1作目でもそうでしたが、この2作目でも、インドーイタリアードイツーロシアと、とにかく色んな国を動き回ります。街並を観てるだけで楽しいですが、パスポートを複数持ってて、複数言語を操れるという主人公の設定ならではの展開。なんか、スパイ映画の王道な気もしますが(笑)

ストーリーは、1作目より良く出来てます。
アクションシーンも、ハリウッドにありがちなドンパチでボスを倒す、みたいな単純な流れではなく、最終的に復讐する相手も銃で倒すわけではない。。このスッキリとしない終わり方も、作品全体に流れる、ちょっと暗い雰囲気が影響してるのかもしれません。勧善懲悪ストーリーで、最後は銃で悪を倒してスカッとする、みたいな、そんな単純な結末には落とし込めない。もっとも、主人公が殺し屋なので、明るいハッピーエンドは望めませんけども。。

俳優さんも1作目より渋いです。
CIA特殊チームリーダーであるパメラ役の女性は、知性+芯の強さが感じられ、そのうえ母性もある、凄く魅力的な女優さんですね。

主演のマッド・デイモンは変わらず健在。他の役者さんではもう考えられないくらい、主人公「ジェイソン・ボーン」という役が完成されてます。

終盤にド派手なカーチェイスがありますが、これは見物です。
監督の考えで、観客が主人公と同じ視点を見て、より感情移入できるように撮影をしているようで、車が回れば画面も回るし、クラッシュすれば画面もぶれる。。そのかわり、場面の展開が早すぎて付いていけないとこもありますけども(笑)

前作同様、1年後にまた観たいかと言われると微妙なとこですが、1作目と同じく佳作です。

完結3作目の「ボーン・アルティメイタム」は、まだかろうじて映画館で上映してるとこあるみたい(DVDは既に販売予約開始してて、2008年3月7日に発売予定)。

今度観に行ってみようかな。。

今のところ「「ボーン・スプレマシー」」にコメントは無し

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