めちゃ久々な更新。
お家のMacマシンのOS再インストールとかしてたら、なんかブログ更新してる暇あまり作れなかった。。
やっと10.4のTigerになったよ。快適快適♪
まぁ、それは良いとして、久しぶりなので何をネタにしようかと思ったけど、ついこないだ国会で与党が衆議院で強行採決した「教育基本法」の改正について書いてみようと思う。
そもそも何で今教育基本法を改正しなくちゃいけないのか。。
これはまずその法律そのものを見てもらった方が早い。
なんか頭痛くなるかもしんないけど、実は今の教育基本法って11条からなるすごーく短いものらしい。
このリンクから全文が読めるのでぜひ読んでみてほしい。
実は読んでみると、もっともらしいことが書いてあるって感じると思うし、自分もそう思ったけど、これを急いで改正しなくちゃいけない理由なんか特に無いように思える。。
ちなみに、こっちが改正案の全文である。
全18条に増えてるけど、そんなに長くないから読んでみてほしい。
見比べてみても、それほど大きな変化が無いように思える。。
今問題になってるのは17条で、国家が教育に介入して、阿部首相が普段から主張してる「愛国心」教育を行うための改正じゃないか??なんて言われてる。
うーーーん、ほんとにそうか??
まぁ、薄っぺらい愛国心教育なんてものは正直どうでもよくって、今の教育の問題ってこれが本質なんだろーか?
先週の土曜日に、テレビで「たけしの日本教育白書2006」って番組やってた。
「品格」をテーマに6時間生放送で教育について考え、久米宏とか石原慎太郎東京都知事とかと対談したり、大半はどうでも良い内容だったけど、この番組の中で浮き彫りになったのが、今の親達の無責任さだ。
今は給食費を払わない親が1割くらいいるらしい。
しかも理由が払うお金がないからじゃなくて、払いたくないからだって。。何だそれ?
学校の先生達が家まで徴収にいっても、後で払うとか居留守使ったりだとか、ほんとにみっともない。
番組では給食費払ってない親が、恥ずかしげもなくインタビューに答えてた。
「お金払うならもっとおいしいもの食べさせてよね〜」だと。そんなことは払ってから言えっつーの。
結局、教育基本法がどうのこうのじゃなくて、こーいう無責任な親達が問題じゃないのか?
本来、子供の教育って高校まではすべて家でやってもいいんだと思う。単に大学受かるための学力が目的なら自宅学習でも出来る。つまり、子供の教育って本来すべて親の責任だ。
けど、友達作ったりとか社会性を身につけるためにも、何より肝心の親が仕事が忙しくて子供のためにそんな時間を取れないから、ある意味仕方なく学校に行かせる。。つまり学校は本来親がやるべきことを肩代わりしてもらってる、すごく有り難い存在なわけだ。授業料も基本法に書いてある通り中学まではタダなわけだし。
そう考えると、学校や教師の「責任」ってのは話が違ってくる。
よく問題にされる体罰とかも、子供が悪いことしたら殴られるのは当然で、本来親がやらなくちゃいけない事を先生がやってくれてるんだから有り難いことだ。
もちろん、先生が生徒にセクハラしたり、殴りたいから殴ってるようなら責任問えばいいけど、そーいう事で無ければ、代わりにやってもらってる以上、本来親は責任云々を言える立場じゃないと思う。
結局この無責任さが一番の元凶で、これが原因で教師や学校も生徒に気を使わなくちゃいけなくなるし、おバカなマスコミもバカ親達に良いネタが提供できると思って、しょーもない教師の体罰ニュースを連日流す事になる。
この辺の仕組みを考えると、お金出して子供をいい学校に入れたいって親達の気持ちがわかる。つまり「品の良い子供達がいるから」…って理由じゃなくって、そーいう学校の方が「無責任な親がいないから」だ。
要するに、親達、つまり「大人の無責任さ」の問題であって、システムの問題じゃない。(大学の入試システムの問題はあるとは思うけども…)
教育基本法は法律というより、憲法に近い「準憲法」と考えられてるらしい。たしかに普通の法律には無い前文もあるし。
法律は「国民が守るべきルール」だけど、憲法は「国家(公務員)が国民に対して守るべきルール」だ。
つまり本来であれば、国民が一番気にしなくちゃいけないものである。その憲法変えようとしてるのが、ルールを守るべき本人たちであるならなおさらだ。ほっとくと自分たちの都合の良いように勝手に変えられちゃうし。。
なんか、こういった話題に大人達があまり興味が無く、職場でも話題にもならないって事自体が、大人達の無責任(無関心)の構図って感じがして、何ともやりきれない気分になってくる。。。
子供はいつ生まれるかわかんないし、いきなり出来ちゃう気もするけど(笑)、せめて普段から責任を取る覚悟だけは持ってようと思う。