鈴木光司さんの作品。
上下巻モノの小説。
鈴木さんは言わずと知れた、「リング」「らせん」「ループ」三部作の作者。学生時代「リング」の小説を手に取り、読んだときの衝撃は忘れられない。そして、映画「リング」を観たとき、映画館で腰抜かしそうになったことも(笑)。。あんな体験はなかなか出来るもんじゃない。
この1年はビジネス書を中心に実用的な本ばかり読んでたので、小説はほんと久しぶりなんだが、本屋で鈴木さんの新刊が出ているのを見つけ、久々に小説も読んでみるかな!!と思って手に取った作品。小説自体久々なので、どんな話か読む前から凄く楽しみにしてた…してたのだけれども。。。
細かい作品背景の説明は省く。
読んだ感想を一言で言うと、「納得いかない」。
途中までは良いんだ、途中までは。しかし、なんだこの終わり方??
途中のマヤ文明の伏線とか全く意味ないじゃんか、こんな結末だと。結局自分に戻ってくるわけ?
ネタばれしないよう曖昧な表現にとどめておくけども、テーマがあまりに大きい割に、作中で危機感持ってる登場人物少なすぎるし、色んな物事が簡単に進行し過ぎる。
これは無いわ、鈴木さん。
作品の背景が全く練れてない。こんな中途半端に終わるくらいならば、こんな壮大なスケールの作品作らない方がいいよ。。
「リング」くらいの物語サイズがちょうど良かったなぁ。。
今回の作品は、自分としては完全に×。お勧め出来ない。図書館で借りて読むくらいなら良いとは思うけど。
久々に小説読んだだけに、こんな後味が残るのは残念です。。
まぁ、1〜2月時期はちょっとテンションDownしてて、実用書読んでも頭に入ってこないので、これに懲りずにもっと別の小説(フィクション)を読んで現実から逃避しようと思ってます。次は当たりを引きますように。。
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