久々に政治ネタ。
いよいよ本日8月30日は、「衆議院総選挙」の日。
待ちに待ったというか、この1年間、自民党の見苦しい悪あがきを見せ付けられ、すっかり政治に対して辟易してしまったのは、おそらく私だけではないはずだ。本来は、4年前の郵政選挙で同じ結末になってもおかしくなかった「政権交代」が、ようやく実現される。
「政権交代」が起こるのは、まず間違いない。
よって、どの政党が選ばれるかよりも、選ばれた後、どうやって上手く政権を運営していくかということに、有権者の関心は既に移っていると言っても間違いないように思う。
自分が票を投じた(る)政治家や政党の動向は、引き続き関心を持ってWatchしていこう。有権者として。そして、この選挙期間中に、みっともないくらいのりピーの麻薬問題で弾幕を張りまくり、政治への関心を薄くさせる戦略を取った既存マスコミ(ゴミ)の、くだらない情報に今後も流されないように、常にネットなどを活用してアンテナを張り、精度の高い情報=「事実」を得られるように、有権者の一人一人が高い意識を持とう。
さて、政治家を選ぶ「衆議院選挙」に関してはそれで良い。
しかし、皆さん、忘れていないだろうか??
衆議院選挙時に、もう1つ選ぶコトがあることを。。
それが「最高裁判所裁判官(最高裁判事)の国民審査」だ。
この審査の仕組みは相当ふざけた代物で、まず何も書かなければ「承認」されるという審査方法が何より一番許せないのだが、そもそも「選ぶ」ためのネタ、つまり裁判官についての情報が、全くと言っていい程開示されていない。選ぶ現場である「選挙会場」にすら、名前しか書いてないのだ!!判断材料無し。
こんな状態で、そもそも何を選べばいいのだろうか??
幸いにも、ネットが普及したおかげで、以前よりも情報を得やすくなった。
私が活用させてもらっている「マル激」でも番組を作ってくれたおかげで、過去の審査と比較して事前に調査が出来、より意味のある投票が出来るようになった。
ちなみに、番組を見てまとめたのが以下の表。
個人的にまとめたものなので、わかりづらいところはあるとは思うが、参考に出来る方はして頂けると幸いである。
しかし、やはり腑に落ちない。納得出来ない。
「三権分立」を謳いつつ、実質は「二権分立」国家である日本だが、それでもその一角である「司法」の最重要ポストである最高裁判所の裁判官を選ぶための審査なんだよな??しかし、現在の審査方法を知れば知るほど、「?」しか浮かばない。はっきり言って、個々人の裁判官の是非を問う以前の話だ。
これは断言しても良い。
「完全に国民をなめている!!」
政権交代後の政府が司法制度を改革してくれるのを期待するのも良い。
しかし、一番有効なのは、我々有権者がしっかりと情報を集めて、明確な「ノー」を裁判官に対して突きつけることなのだろう。
今まで一度も「不信任」を受けた裁判官は居ないとのこと。
それ自体が大問題ではあるが、審査対象全員に「×」を付けるよりも、明確な「理由」を持って是非を問う。問いたい。
今回の「最高裁判事の国民審査」は、その態度で臨もうと思う。
【関連サイト】
□マル激「最高裁国民審査を審査する」