さて、平安京時代に都の入口、南側の東寺と西寺の間の大通り、朱雀大路の南端にあった正門が「羅生門(らしょうもん)」。
正式名称は「羅城門(らじょうもん)」だが、映画や小説の影響で通り名の方が有名なので「羅生門」で通すことにする。
で、「羅生門」と言えば、芥川龍之介の小説。
おそらく、応仁の乱の後か。。どうしようも無い京の荒廃ぶりを描いている。
そして、黒澤明監督の映画。
こちらは小説「薮の中」と「羅生門」を題材にしている。
黒沢映画の中で一番好きな作品。
人間のどうしようも無い一面を残酷に描いている。
と、映画談義は置いといて。。
現在の羅生門。
今はちっちゃな公園。
小説に書かれてる通り、昔あれだけ荒廃していた場所なので、当然現在建物なんて残っていない。仕方無い。。とは言え、何か寂しいねぇ。。
当時の朱雀大路は相当大きな道だったんだろうなと想像できる。
今の京都の街は、祇園付近、二条〜四条辺りの鴨川近くが一番発展している。
どうせなら思い切って羅生門再建して、平安京復活させるようなプロジェクト立ち上げればいいのに。
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【参考サイト】
□Wikipedia「羅城門」
今のところ「羅生門(羅城門)跡」にコメントは無し