このサイト「https://yone3.net」。
個人的に運営してるブログなので、まぁ、気楽に書いてるわけだけど、お仕事でWebマスター的な役割を果たしていることもあり、マーケティング活動の一部として、SEO(SEM)もやってる。
ので、知識はあるわけで、個人サイトとは言え、SEO対策はやるわけです。
このサイトは昔ドメイン取得して、それから1年以上放置してた。
ブログはGoogleの「blogger」を使ってたんだけど、書くテーマによってブログ分けてたから、サイトパワーが分散しちゃってもったいない状態だったので、1つにまとめたいとずっと思ってた。
で、今年2012年4月頃に、思うところがあって、このブログを改めて立ち上げ、「blogger」からそれまでのブログ記事を全部お引っ越しして、1から始めることになったわけだ。
自分のサーバで運用できた方が自由が効いていい。デザインも自由に決められるしね。その分運営が大変ではあるけど。そのシンドさもまた良いわけです。ブログのネタにもなるし。
その際に大変だったのが「SEO対策」。
「blogger」は4〜5年前から使ってたので、結構エントリーは溜まってて、それなりに検索結果に表示されてた。特別なSEO対策はしてなかったけど。まぁ、「blogger」はGoogleが運営してるブログツールなので、SEO的に効果的な(自然な)形になるよう、ツールとして機能的に埋め込まれてても不思議じゃない。
その「blogger」から、新しいこの「yone3.net」にSEOパワーを引き継ぎつつ、どうやって移設するか?
それが新ブログ立ち上げの大きなテーマだった。
結論だけ先に言うと、引き継ぎは出来ずに、1からSEO対策する結果になった。
普通サイトを移設するときは、URLをリダイレクトさせる。
旧ドメインが「hogehoge.com」、新ドメインが「newhoge.com」の場合なら、
http://hogehoge.com/entry/2012xxxx.html ⇒ http://newhoge.com/entry/2012xxxx.html
という形でリダイレクト処理を仕込む(apacheの.htaccessが一般的)。
そうすれば、検索エンジンのクローラが旧ドメインにアクセスしても、そのまま新ドメインにリダイレクトされてそれまでの検索結果に影響を与えることなく移設ができる。クローラが集めてるインデックスのURLが新URLに書き変わったことが確認ができれば、リダイレクト処理を外せばいい。
ディレクトリ構成やファイル名は普通同じだし、仮に違ったとしても、手間だけど1URLごとに1つずつリダイレクト設定すればいい。
しかし、これは引越元も引越先も、どちらのブログ(サイト)も自分でサーバにある程度自由にアクセスできる環境で運営してる場合のみ。
各社でサービスしてるブログツール、当然リダイレクト機能なんて付いてない。自分とこのブログから別サイトに転送させてどうするんだ?って話なので、無くて当然ではあるけど。。。
「blogger」も当然リダイレクト処理できず、何とか方法探ったんだけど見つからず、いつまでも同じ内容のブログが2つある状態にしておくのもマズいので、仕方無いので「blogger」側のインデックスを、「Webマスターツール」使ってすべて削除し、新ブログ「yone3.net」をスタートすることにしたわけです。
最初、結果はわりと好調。
まぁ、エントリーもそれなりに溜まってるし、1エントリーの文量も結構多いので、変な評価にはならないのは当然と言えば当然・・・だと思ってた。
これが、「Google Analytics」で集計したブログの「訪問数」。
少しずつだけど順調にUPしてたのが、6月半ばをピークに「おりゃ!」という勢いで下がりまくっている。
で、原因はなんじゃい?と思って調べたらすぐにわかった。
こっちは「Webマスターツール」からのデータ。
Google検索結果の「imp数(青)」と、そこからの「Click数(赤)」。
一目瞭然。
「imp数」が激減してる!!!!ぎょえ!!
しかし何故だ??
ちょっと原因探ってみようと思う。
順位が下がった要因
考えられる、imp数が下がった=順位が下がった要因は何個かある。
代表的なのが以下5つ。
- 検索アルゴリズムの変更
- スパム扱いされてる
- Googleハネムーン
- Googleサンドボックス(エイジングフィルタ)
- Googeダンス
1.検索アルゴリズムの変更
一番ありがちなのがコレ。
Googleは年間に500回以上、大小含めて検索アルゴリズムの変更を行ってると言われてる。アルゴリズムが変われば検索結果に変化が出るのは当然。これが原因だと対策しようが無い。まぁ、データ集めて「傾向(例えば「外部リンクをより重視するようになった・・とか)」を分析し、それに適した対策取ればいいわけだけど、個人レベルではちょっと無理があるな。。データ取りようがない。商売してて何個もサイト持ってればデータ集めやすいけど。
2.スパム扱いされてる
これもたまにあるらしい。
けど、仮にスパム判定されたとしても、「Webマスターツール」に「あんたのサイト、スパム扱いされたよ」というメッセージが表示されるので、すぐに確認できる。
今回特にそういうメッセージは無いので、これは原因じゃない。
3.Googleハネムーン
Googleには新しいサイト(ドメイン)を立ち上げた際に、「1ヶ月間」くらい検索の上位に優先的に表示されるような(隠れた)機能があり、これは「Googleハネムーン」と呼ばれてる。
可能性としてはあるかな?
クローラ用のsitemapを作ったのも5月頃だし。ただ、ドメイン作ったのはかなり前だし、一応1ページだけだど、このドメインでページ表示されるようにはしてあったんだよな。。うーーむ。。可能性はあるけど、「確定」と言えるほどじゃないな。。
ハネムーン期間が終わって下がったならば、それが現時点でのブログの実力ってことだから、受け入れるしかないわな。
4.Googleサンドボックス(エイジングフィルタ)
「Googleサンドボックス」とか「エイジングフィルタ」とか言われてる現象だけど、要するに新しいドメイン(自分の場合は「yone3.net」)は、まだまだ信頼感が低いので、低く評価されてしまう現象。3のハネムーンと逆の現象ですな。
これもあり得るといえばあり得る。というか、3が原因なのであれば、ハネムーン期間が終われば、その反動が現れるのも当然。なので、3と4の現象はセット。どちらかだけが起こるってことは、普通あり得ない。他人から長いこと運営された信頼感の高い「ドメイン」譲ってもらった、とかって状況でも無い限り。。
5.Googleダンス
現象としてはよくあるんだよな、これ。
Googleはクローラと呼ばれるプログラムを世界中のサイトに走らせてサイトデータを取得し、それを元にインデックスを作り、独自の観点で順位付けをして、それを検索結果として表示させてるわけだけど、当然その情報を更新するのにはタイムラグがある。
クローラの周期は「1日」とも「1ヶ月」とも言われてるが、より「更新される」サイトであれば毎日、たいして更新されてないサイトは1ヶ月、ってことだろうね、普通に考えて。これはサイトによりケースバイケース。更新されないサイトにアクセスしてもリソースの無駄なわけだから、サイトによって違うのも当然。
で、クローラで集計したデータは世界中にあるGoogleのサーバに反映されるわけだけど、サーバ数は「1万台」以上あるらしく、当然1日に更新できるサーバ数は限られてくる。なので、「同じキーワード」で検索した際に、最初が「更新した」サーバで、次が「更新されてない」サーバだった場合、検索結果の順位が異なる現象が起きる。
これが「Googleダンス」。
ただ、これは一時的な現象なので、対策も何も無い。じっと待ってれば良い。
まぁ、今回の原因ではなさそうね。。imp数下がってからもう1ヶ月近くたってるわけだから。
結局、対策は?
原因探ってみたけど、ハネムーン期間が終わった、ってのが一番可能性高そう。
で、具体的な対策としては・・
そのままほおっておく(笑)
散々書いてそれかよ!?って結論だけど仕方無いのだ(笑)
地道にブログのエントリー増やして、コンテンツを厚くして行くしかない。あとは外部サイトからリンク貼ってもらうくらいだけど、これも自然に増えるの待つしかないなー。仮に、明らかに役に立ちそうも無い情報系サイトにリンク申請してリンク貼ってもらっても、あまり意味があるとは思えない。Googleは近年、こういうユーザに取って役に立たないサイトからのリンク評価下げたりして、当たりが強くなってるので。
もちろん、よりリンクを貼ってもらうようなコンテンツを作ろう(ネタを集めよう)とは思ってるけどね。
この辺はもう「センス(感覚)」でしかない。
独りよがりのネタは誰からも興味をもたれない。これはサイトのコンテンツに限った話じゃなくて、実社会のコミュニケーションでも同じわけだしね。
大事なことは「継続」すること。
そうすれば、自然と評価(検索順位=imp数)は上がっていくでしょう。たぶん。。。