タイトル通り、iPhone使って証明書必要なWi-Fiネットワークに接続する方法があるかどうか?実験してみた。
iPhoneは自動でWi-Fiネットワークを探して出してくれて、特に認証必要無ければ自動でWi-Fiにつないでくれる。ほんと素晴らしい。これに慣れてしまうと、日本製の携帯電話にはもう戻れないし、戻る気にすらならない。
以前からWi-Fiにしろ、Bluetoothにしろ、無線の通信をもっと携帯電話で実現できれば・・と思っていたのだが、回線使用料で稼いでいる日本の携帯キャリアでは実現するはずもなく、これまた予想通りに海外勢に優位性を奪われた。
まぁ、これはこれで望んだこと。
この国は黒船が来ないと変われない。
自分が予想してるのは、Wi-FiがWiMAXになり、数ヶ月前公開されたiPhone用Skypeアプリを使って、ipフォンとして世界中に電話をかけられる・・という未来だ。これは近い将来確実に実現すると断言できる。事実、Wi-Fi環境でSkype通信試してみたが、オランダの友達と何の不都合も無く通話が出来た。これがWiMAXになれば、もっとカバーエリアが広がる。1~2年後くらいかな?実現されるの。はよ実現されないかな~。
閑話休題。。
Wi-Fiは認証必要な場合、「WEP」や「WPA」という暗号化方式を使い、パスワード入れることでWi-Fi接続できる。しかし、企業用のWi-Fiの場合、通常会社支給のPCに「証明書」をインストールすることで、接続可能となる。
「会社でもiPhoneがWi-Fiできればいいな~」とは1年前から考えていたが、「出来ない」と決め付けて特に試してもみなかった。思い込みって怖いな。。
結論だけ先に言う。
証明書必要なWi-Fi環境でも、iPhoneで接続は可能。
以下にその手順を解説する。
1.証明書入手
まぁ、これは必須。当たり前。
会社から支給されてるはずなので、それをそのまま使えばよい。
2.モバイル用プロファイルをインストール
この手順は、以下のページに詳しい。
http://iphone.ipsec.jp/content/2008/07/iphone-3g.html
同じ内容書くのは面倒なので、1の証明書からiPhone用プロファイルを作成して、iPhoneにインストールするまでの流れはこのページで確認すること。
なお、このページで解説されてる「iPhone Configuration Utility」だが、Mac OS X用だけではなく、Windows XP用も用意されていたので、おそらくWindowsPCでも出来るはず。試してはいないけど。。ぜひ試してみてほしい。
3.証明書を使ってWi-Fi接続
証明書必要なエリアに入ったら、iPhoneが自動的にキャッチしてくれるアクセスポイントを選び(自分で設定しても良いが)、使っている暗号化方式に応じて[セキュリティ]項目の中から「WPAエンタープライズ」か「WPA2エンタープライズ」を選択する。
そして、[モード]項目がデフォルトで「自動」に選択されているが、これを「EAP-TLS」に変更する。
すると、[パスワード]項目が[固有名]項目に変わる。
この[固有名]項目の中から、インストールした証明書が選べるようになっているので、証明書を選択する。
あとはユーザ名を入力するだけ。
これで証明書必要なWi-Fi環境に接続できるようになる。
(ただし、各ネットワーク環境によって、可/不可は異なるはず。問題起こったらネット管理者に相談しながら試してみた方が良い)
会社で、Wi-Fi使ってiPhone接続できるとほんと便利で快適。
これって実はビジネス用でも使えると思う。社用端末をiPhoneにすれば。
やり方によっては、コスト削減も出来るかも??
興味ある人は試してみてちょーだい。