文章を書くということ

このblogを始めてもう半年が過ぎた。

3月24日から始めて、毎日はさすがに無理だけど、ちょこちょこと書き足して(公開してないのも含めると)100近いログを残したことになる。

飽きっぽい性格の自分がよく続けてるなーと思うけど、始めるとき、とにかく最低1年間は継続してみようと思って始めたもんだ。
くだらない話題でも何でもいいから続けてみようと・・ただし、書く事が義務になるようなら書かない方がいいとは思って書いている。

さて、半年間続けてきて、文章が上手くなったかというと…うーーーん。。

上手い文章を書ける人は、簡単に言ってしまうと文才があるのだろーけど、文才と言っても想像力溢れるデコレーション(修飾)を付けるのが上手い人(三島由紀夫とか)や、簡潔だけどわかりやすい文章を書く人(森鴎外とか)や、リズムよくぽんぽんぽんと読めてしまうテンポのいい文章を書く人など、色々あると思う。

それとは別な要素として、美しい日本語を扱える人は凄いなぁーと素直に感心する。
文章の書き方はその人自身のセンスの良さからくるものだろーけど、日本語の美しさは歴史の重みがある。

日本語といっても、今の現代仮名遣いと呼ばれる「あいうえお」ベースの言葉じゃなくて、歴史的仮名遣いと呼ばれる「いろはにほへと」ベースの、戦前まで使われてた日本語のことだ。

例えば、「薄氷」という言葉は、(うすらい)というよりも(うすらひ)と言った方がずっと繊細さが強調されると思う。こっちの方が、水の上に張ったすぐに壊れてしまう薄い氷の儚さが自然に感じられる。

こういった言葉を文章の合間に自然に配置して、文章に彩りを与えていける。。
やっぱり小説家は凄いなーーと思う。

言の葉を紡ぐのはほんとに難しい。
けど、言葉や文章の事を色々と考えながら何年も書き続けていくと、人にはわからなくても、自分の中で何かしら形に結実するんじゃないか?
そんな事を思いながら、最近blogを書いている。

まぁ、あまり固い文章は書くのも読むのも好きじゃないので、部分的に崩したりして、読んでくれてる人だけじゃなくて、書いてる自分も気楽に書けるような事を書いていこうとは思ってるけどね(笑)

今のところ「文章を書くということ」にコメントは無し

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