米産牛肉と、言いなりな日本

先週からサッカーW杯が始まり、週明けからいきなり寝不足でスタート、週末に向けてさらに寝不足になりそうな面白そうな試合が目白押し♪嬉しい悲鳴ではあるけど、お仕事は多少犠牲にするしかないかな。。と言いつつも、普通の定刻通りに仕事するよーにすればいいだけの話なんだけど。

なんて、今回もW杯ネタにしようかと思ったけど、かなり怪しい雲行きになってきたアメリカ産牛肉の問題についてちょっと書いてみようと思う。

今凄く問題になってるアメリカ産牛肉だけど、何でこんなに問題になってるかと言うと、2003年にアメリカでBSE(牛海綿状脳症)感染した牛が発見され、韓国や台湾も含め、日本でアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたのが始まりだ。

このBSEは、牛の脳みそにスポンジみたく穴が開いちまう病気らしくて、はっきりとした対処法が今のとこ判明してない。
ただ、牛の飼料として使われる肉骨粉が、異常プリオン(…異常たんぱく質因子のことらしいけど、よくわかんない(^^;))に汚染しているのが一因というのは判明しているので、少なくとも牛の飼育工程をしっかり管理しておけば、かなり危険度は減らせる。

人へ感染するのかどうかは、人間にも同じような異常プリオンが原因の病気があるってだけで、正直まだわかってないみたい。しかも仮に狂牛病に感染したとしても、病気が発生するのに20年くらいかかるってと言われてるので、感染したかどうか何て、ほぼわかんないに等しい。
さらに、この異常プリオンってやつは、かなり高温・高圧状態でないと死なないらしく、普通に調理したくらいでは消えてくれないんだって。

・・で、あれこれすったもんだした挙句、日本は去年の12月にアメリカ産牛肉輸入を解禁した。結果、1ヶ月後に、危険部位に指定した背骨が成田空港で発見され、再度輸入禁止へ。
なんというか、ほんとお粗末な顛末。

問題は2つあって、1つは当然ほとんど検査してないアメリカ側の対応。
他の国からもあれこれ言われてるだろーに、さすがはアメリカ。ほんと反省しない。
今回の件でも逆切れしたように、日本側は対応が厳しすぎるとか言い出す始末だし。

もう1つは、これも当然で日本側の対応。
日本側は、輸入再開するにあたって、「プリオン調査会」なるものを結成し事前にアメリカ側でちゃんと「脳」や「脊髄」などの危険部位を除去してるか、生後20ヶ月以下の牛だけを対象にしてるのか、などなど検査したみたいだけど、これがほんといい加減な調査で、まず「始めに輸入再開ありき」で結成されたインチキ調査だったことが判明。
(…詳しくは、きっこさんという方が書いてるこちらのブログを読んでみて下さい)

結局、小泉はブッシュの言いなりになってる操り人形ってことだ。
(去年の郵政選挙でこんなヤツを支持した連中の気が知れない・・しかも、最近小泉は9月の任期終了に向けて無責任ぶりにターボがかかったようで、既にやる気はゼロに近い。なんでこんなヤツが総理大臣なんだ?)

輸入再開されると自己防衛するしかないんだろーけど、現実問題「吉野家」の牛丼食べなければそれでOKって話でも無い。その辺で売られてるいろんな調味料とか食べ物に牛肉のスープは使われてるし、そんなの全て調べるのは無理がある。

しかし最近の社会情勢考えると元気が無くなるし、こうして書いてても全然面白くないので、今後はもうちょっと楽しいネタ書くことにしよー。

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