「電脳コイル」

あるラジオ番組で「面白い!!」って紹介されてたので観た作品。

原作/脚本/監督は磯光雄さん。
と言っても初めて聞いた人。どうやら初監督作品。

最初に結論だけ言っておきます。

名作です!!!

最初観たのは実は1年くらい前なんだけど、この年末また改めて観てみた。
その勢いで感想書こうかな?と思って今書いてるわけです。

改めて観たきっかけは、昔良く見てた、ヘアリストのきっこさんが書いてる「きっこの日記」を久々に見たら、この電脳コイルについて書かれてたこと。「きっこの日記」は今さら説明するまでもない凄く有名なブログなので、詳しい説明はしないが、この方のこの作品に対する感想が凄く良くって、それでまた観てみようと思った次第。この方の文体はさすが。しゃべり言葉なんだけど、凄く軽快で読みやすい。テンポが心地良いんだよね。。

さて、作品の方の話をすると、舞台背景は近未来。
主人公は優しい子と書いて「優子(ゆうこ)」って名前。
友達には「やさこ」と呼ばれている12歳の小学校6年生の女の子。

子供達は、「電脳メガネ」というバーチャルリアリティを具現化する道具を使って、電脳世界の中で遊びつつ、それが実は現実世界にも少しリンクしてて、その「電脳メガネ」を通して起こる様々な出来事が縦軸として話が展開される。

この作品は基本的に子供目線での話。大人はほとんど出てこないし、出てきても、あくまで子供目線での大人。その辺の設定が徹底してて安心して観れる。なので、大人は「電脳メガネ」をほとんど使っていない。現実で言えば、PS2/PS3やDSとかの「ゲーム」と「電脳メガネ」が同じような感じかな?まぁ、バーチャルリアリティ自体がゲームみたいなもんだけど。。

「電脳コイル」という言葉や、コイルドメイン、イマーゴ、4423、都市伝説のみちこさんなど、随所に謎がちりばめられており、その謎もラストで無理の無い形でちゃんと折り畳まれており、非常によく出来た脚本。

子供目線ということもあり、昔の懐かしい記憶を刺激してくれる。
縁日の描写とかねぇ。ほんと懐かしいわ。
ガラにも無く、昔好きだった子のこと思い出したわ(笑)

全26話の中で、縦軸の話とは関係無いサブストーリーもあり、それもすっげー面白い。
12話のヒゲの話なんか最高!!これだけでも観て欲しい。

なんか色々な賞も取ってるようだけど、そんな事は置いておいて、この文章を何かの縁で読んで頂いた方で、まだ観てないようなら、とりあえず作品を観て欲しい。

昔からアニメは好きだけど、最近とくにハマったアニメが無かった自分が久々にどっぷりとハマったアニメ。この監督さんの次回作も期待できる。また一人好きな監督さんが出来た。嬉しい〜っ!!

■電脳コイル 公式HP
http://www.tokuma.co.jp/coil/

今のところ「「電脳コイル」」にコメントは無し

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