「カプリコン・1」

前から借りようと思ってた映画。
良い機会なので、借りてみました。

ジャンルはSF?
どちらかというと政治サスペンスって感じ。

話は火星旅行目前にしたNASAの宇宙飛行士3名が、政治的な陰謀から火星への旅を中止され、何と地球上で火星へ行った偽映像を撮らされる。つまり家族含め、火星旅行は行われていると一般人は信じている。本来なら無事地球へ帰還する偽装まで行って事は完了なのだが、ご都合主義というか(笑)、偽装してたはずの宇宙船が何故か地球帰還時に故障してしまい、3名は死んだことにされてしまった。さて3名の運命は??

そんな話なのだが、正直話の構成はかなり粗が目立つ。

ネタばらしすると、偽装してるのは政府(大統領)なのだが、バレたら確実に政府転覆ものの偽装なのに、逃亡した3名の宇宙飛行士を追う追手が少なすぎるし、真相を調べているジャーナリストも命狙われてるはずなのに緊迫感が無い。違和感感じたNASAの技術者が抹殺され、周到に存在の痕跡まで消された徹底さと比較すると、明らかにバランスが取れてない(…しかも、何故かこの技術者とジャーナリストは友達だし)。。

まぁ、そんな話の粗探しはどうでも良い。

この映画の大きな意味は、実は宇宙旅行は嘘じゃないのか?つまり、アポロの月面着陸は実は偽装映像ではないか?という可能性を示したことだ。アポロの月面着陸が政治的に必要なパフォーマンスだったってのは、映画の舞台設定と同じ。当時はソ連と宇宙ロケット開発で競いあってたわけだし。

結局、嘘か誠か、今に至るも決着は着いてない話だけど、もし嘘だったとしたら、アメリカって国は何を信じて良い国かわからなくなるね。。まぁ、仮に嘘だったとして、事実を知ってる人は死んでもしゃべらない…しゃべることが出来ないだろうけど。。

そんな想像をすると結構面白い。
そういう楽しみ方をする映画ですね。

監督や俳優は知ってる人居ないので特筆することは無し。

今のところ「「カプリコン・1」」にコメントは無し

コメントを残す