「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

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「エヴァンゲリオン」劇場版の新作「Q」。

映画の公開は2012年11月17日で、もちろん当日映画館に観に行った。
で、あまりの展開に頭が付いていけず、正直ストーリーの評価とかまともに出来なかった。

ようやくDVDが発売開始されたので、どんなストーリーだったかちゃんとおさらいするために、今回DVD借りて改めて観たわけだ。

なんだけど。。。

改めて観ると、「なんじゃ?これ?」って感じ(笑)

というのも、ストーリーがもはや1本道しか残されていないように感じる。
どこに向かって進もうとしてるだろ、この作品?

新しい登場人物や、「ヴィレ」という新組織、「仏陀」と呼ばれる新しい戦艦、エヴァ13号機などの新しい機体、新しいレイとかについては正直どうでも良い。あまり意味があるとも思えないので。ネルフ内のすべてはフォースインパクト起こすのに必要、って設定なんでしょ。で、ゲンドウと冬月は、単に「ユイにもう1度会いたい」がために行動してる・・と。

しかし、「破」の最後で結局サードインパクトが起こったんだよね?何で人類は死滅してないの?
使徒を媒介としたインパクトではなく、シンジ(&レイ)が起こしたから?まぁ、エヴァは使徒とも言えるけど。(疑似)インパクトってそんなすぐに起こっちゃうもんなの?なんで、シンジが起こせたんだ?

このエヴァ世界では、「人類補完計画」=「フォースインパクト」だろうから、多分最後の作品で起こすんだろう。じゃなきゃ、ここまで引っ張った意味が無いし。

とは言え、前の劇場版のように人間が消滅してしまうような展開では無いはず。
ここまで長い時間をかけて、同じ結末の作品作るとも思えないし。

しかし、ここまで世界をめちゃくちゃにしてしまった以上は、再建はほぼ不可能。残った人間もほとんどいない。考えられるのは、今までのはすべて無し=夢オチくらいしか思いつかない。けど、まさか・・・ね。

最後、シンジとアスカとレイが3人で旅をする展開で終わった。その旅を通して、シンジくんが大人になっていく、なんて西遊記的な笑える展開になるわけないよね、まさか(笑)

あと1作品しか無いんだから、あとはヴィレVSネルフで最後の戦いを行う、という展開しか残されてないもんな。

ほんとどう決着付けるつもりなんだろ。。。

前回の「破」の展開は良かった。シンジの成長も見て取れたし。
その展開をそのまま引き継ぐ形で「Q」を作るのかと思ってたけど、庵野監督は違う方向を選んだらしい。また元のイジけシンジに戻ってしまったし。おまえらの思ってる通りにはやらないよ、という感じ。まぁ、「序破急」というサブタイトル付いてる以上、「急(Q)」で違う展開になるのは当然なんだけど。

にしても、これは。。

最後のタイトルは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
「序破急」と続いて、最後は「シン」。今までの世界観を徹底的に壊した上で新しいモノを作り上げる=「シン」、という意味なんだろうね、やっぱり。
わざわざ「巨神兵東京に現る」という作品を同時上映したのも、どう考えても伏線だろうし。

いっそのこと、サードインパクトが起こったことで、そこら中に使徒=巨神兵が現れて世界を破壊した、なんて展開の方が面白いかも(笑)
で、壊した先は、ナウシカの世界につながる、と。シンジ達はナウシカの世界で生きることになるわけだ。

正直言って、改めて見てみて、今後のストーリーを考えてみて、ちょっと最後の作品への興味が失せた。
この展開の先は、あまり希望がある終わり方しそうに無いし。

とは言え、最後の劇場版が上映開始されたら必ず観に行くけどね。

せめて、キャラクターの精神面だけの救済や、夢オチ的な展開にだけはならないよう祈ってます。。

今のところ「「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」」にコメントは無し

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