「クランクセット」と「スクエアテーパーBB(ボトムブラケット)」の交換

さて、前々からやろうやろうと思ってた、自転車コンポーネントの交換。
やっと部品も購入できたので、さっそく交換しようと思う。自分で。

わりと自転車屋さんで交換する人が多いみたいだけど、私は自分でやった方が楽しいし、何より自転車の仕組みがよくわかって、さらに自転車のことが好きになる。ので、自分でやることにしてる。自転車だけじゃなくて、どんなジャンルのコトでも、モノゴトの仕組みが理解できるのはすごく楽しい経験だし。

で、今回購入したのが以下。

「クランクセット」と「BB(ボトムブラケット)」。

おいらの自転車のコンポーネントは全部Shimano製品。
なので、当然新しい部品もShimano製。で、製品名は以下。

1つ1つ説明していく。
まずは「クランクセット」。

クランクセット

「クランクセット」はヤフオクで落札した少し古い105コンポーネントのクランク。もうAmazonでも販売してないっぽい。色はシルバーと黒があって、私は黒を選択。製品名に「-L」がつくのが黒みたいね。。。なんで「-B」じゃないんだろ?まぁ、いいや(笑)

175mmってのがクランク長。
クランク長

クランク長は、このペダル部分とクランクの芯までの長さ。

「175mm」ってことは「17.5cm」ってこと。
大まかだけど、「身長/10」cmが目安らしい。
私は身長が175cmなので、175mmがちょうどいい。とは言え、身長というより、古いクランクも同じ長さだったから、ってのが175mmを選んだ理由。

まぁ、この目安も本当に目安で、当然人によって股下(足)の長さは違うので、何種類か試してみて、自分に合った長さを探して見つけるしかない。

クランク長は、160mm~180mmまで、2.5mm単位であるみたいね。
⇒ クランクの長さの選び方

ちなみにクランク長は、長い方が重いギアをゴリゴリと漕いでスピードを出すトルク型向きで、短い方が(ケイデンス)回転数を上げて足の負担は減らしつつ、心肺に負担かける走り方向き、らしい。この辺は自分がどっちに向いてるかなので、どちらが良いとは言えない。自分で探すしか無い。

私は回転数上げるより、重いギア踏みたい方なので、この長さはちょうど良い。

あと、「52☓39T」というのがチェーンリングの歯の数。大きいリングと小さいリングのそれぞれの歯の数が、52個と39個ということ。2つリングの「ダブル」と、3つリングの「トリプル」の2種類があるけど、自分は「ダブル」を選んだ。これも旧クランクが「ダブル」だったから(笑)まだどれが自分に合ってるかよくわからんので、少しづつ変更していけばいいのだ。うん。

さて、古いクランクセットの外しかた。
まずは、「ヘックスレンチ」で「クランクフィキシングボルト」を外す。

一番左の写真が「クランクフィキシングボルト」を付けた古いクランクセット。こいつを8mmの「ヘックスレンチ」で「おりゃ!!」と外したボルトが真ん中の写真。で、一番右の写真が「クランクフィキシングボルト」を外したクランクセット。

コッタレス抜き

その後で「コッタレス クランク抜き」って部品が必要。それがこの左の写真。
で、これをボルトを外したクランクの穴にネジのようにクルクルとはめ込んで、さらにそいつを右の写真のようにモンキーレンチで挟んで時計(右)回りに回す。
(余談だけど、なんだろうね、「コッタレス」って名前?覚えづらいよ。。)

そうすれば、ポコッとクランクセットが取れる。

やっと取れたぁ。。それがこの左の写真。ほんと古いなー、このクランク。5年間ありがとう(笑)

余談だけど、ペダルは外してからクランク外しましょう。
私はペダル付けたままクランク外してしまって、ペダル外すのにえらい苦労しちゃったので(笑)

で、クランク外したBBがこの真ん中の写真。超きたねー(笑)
ついでだけど、右の写真みたく、反対側のクランクも同じように「コッタレス抜き」入れてモンキーレンチで回せばサクっと取れます。

これでクランクセットの取り外しは一旦終了。

 BBシャフト

私の自転車のBBは「スクエアテーパー」。かなり古いBB仕様みたい。
「スクエア」はおそらく取り付け部分が四角形だからでしょう。

さらに余談だけど、その次のShimanoのBB仕様として「オクタリンク」ってのがあったみたいね。
オクタリンク クランク 取り外し

さらにその次に「ホローテックⅡ」と進化していったようね。Shimano社さすがだなー。何か日本の会社の部品がこうやって世界の自転車で使われてる、って考えただけで嬉しくなります。

さて、今回新しく取り付けるのは「ホローテックⅡ」、かなり単純に交換できるみたい。だけど、この「スクエアテーパー」は古い仕様ってこともあって、取り外し方を調べるのにちょっとだけ苦労した。

調べてみると、外すのに特殊工具が必要。

それがこの左の写真の「BB抜き工具」。
こいつをクランクセット外した「スクエアテーパー」BBにカポッと嵌める。
そこは当然専用工具、ギザギザがぴったりフィット。

で、こいつをまた「コッタレス抜き」のように「モンキーレンチ」で回す。時計(右)回り。
なんだけど、ちょっと注意が必要なのが、「コッタレス抜き」の場合は普通のちょっと小さい「モンキーレンチ」でいいんだけど、この「BB抜き工具」、かなり幅が広いので、あまり小さいレンチだとハマらないのよね。。お家にもなかったので仕方ないので、35mm(3.5cm)まで幅のあるレンチ買いましたよ。。35mmでちょうど良いくらいの幅でした。

クランク同様、逆側も同じく「BB抜き工具」嵌めて、今度は逆時計(左)回り。

この時計回りと逆回り。
整備するときは自転車の横側から作業するわけなんだけど、自転車の前側に向かって回すって考えればわかりやすいかな?

スクエアテーパー

はずした「スクエアテーパー」が左の写真。
ほんと古い。そしてキタナイ。ちゃんと整備してなかった証拠(笑)
今までお疲れ様でした!!

で、右の写真がBB外した写真。かなり汚かったけど、綺麗に掃除したら良い感じになりました。普段使ってる道具が綺麗になるのは、地味に嬉しいねー。

さーて、新しいBBを取り付けましょ!!!

当然だけど、専用工具がやっぱり必要(笑)。1回買っちゃえばずっと使えるんだけど、最初が少しお金かかるね、自転車整備って。

必要な工具はこの「ホローテックII BBユニット取付け工具」。

新しい「ホローテックⅡ」のBBは驚くほど簡単に取り付けられる。さすが新しい仕様だわー。
で、右の写真が取り付け工具使って回してキツーく絞めてるところ。この工具、もう少し値段が高いやつもあるみたい。けど、この安いやつで十分役割は果たしてくれる。

回す方向は、ご丁寧に「TIGHTEN」の文字がBBに書いてあるので、それに従って回せばいい。反対側も一緒ね。

ちなみに、BBのサイズ(長さ)には「68mm」と「70mm」の2種類あるらしい。
http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-bb.html

日本の「JIS(日本工業規格)」とイギリスの「BSC/BSA(イギリスの工業規格)」の規格の違いみたいね。Shimano製であればJIS規格の「68mm」を選べば良い。

で、新しいクランクを装着。超簡単〜♪ 「ホローテックⅡ」万歳!!
当然反対側もしっかりと嵌める。

もう専用工具いらないかと思ったけど、まだ必要。
まぁ、かなりお安い道具だけど。それがこの「クランク取付け工具」。

リンクの無い側のクランクは蓋が無いんで、こいつで蓋をする。
それが左側と真ん中の写真。この工具嵌めて回せばそれでオッケー。
あとは右側の写真のように、付け根のボルトをヘックスレンチで回して締めれば良い。

あとはペダル取り付ければ終わり!!

これでBBとクランクセットの交換終了〜♪

さて、次はカセットスプロケットとチェーンの交換をしますかね。

今のところ「「クランクセット」と「スクエアテーパーBB(ボトムブラケット)」の交換」にコメントは無し

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