1月
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2010年1月

アニメ「東のエデン」の劇場版。

監督は神山健治さん。

OVA版のアニメ「攻殻機動隊SAC」を作った人。このアニメ大好きで何度も見てるんだけど、音楽やアニメのクオリティも素晴らしいが、何より脚本が良い。神山さんのお師匠さんは押井守氏だが、ストーリーテラーとしては既に師匠超えてると思ってる。

で、そんな神山さんの新しい作品がこの「東のエデン」。
たしか神山さん自身が書き下ろした小説も映画に先駆けて発売されたっけ。

以前アニメ版を観てココに感想を書いた。普通のアニメの半分、11話しかなかったので、かなり急展開で話が終わってしまった。それをどう結論付けるか?その辺り楽しみに観に行った。

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ご存知マイケル・ムーア監督の最新作。

よく考えると、ムーア監督の映画は結構映画館行って見てる。「ボーリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」等々。。

そんな監督の最新作。今回扱うテーマは、大変シンプル。

「キャピタリズム」=「資本主義」。
かなり直球。

一昨年末のサブプライムローン破綻に端を発したアメリカ経済の崩壊、その後リーマン・ブラザーズ倒産にもつながり、現在の世界同時不況の引き金にもなった。昔からある考え方なのでその「元凶」とは言えないのだが、世界中(特にアメリカが)「資本主義」を突き詰めた結果が現在の状況につながった、と捉えられなくも無い。

この映画はそういう前提で作られている。

サブプライムローンで家を失った人々、不況で職を失った人々、反比例するように利益を稼いだ大手企業のCEOや政治家達。その人達へのインタビューや解説を通して、「資本主義」がどのように暴走した結果、現在の非道い状況に至ったかを説明している。

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