3月
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2008年3月

本屋行ったら売ってたので、衝動的に買ってしまいました。

正式な本のタイトルは、「攻殻機動隊1.5 HUMAN ERROR PROCESSER」。

舞台設定は、1991年(そんな前なのか…)に発売され押井守監督により映画化もされた「攻殻機動隊」と、2001年に発売された「攻殻機動隊2」の間を埋める作品になります。

「攻殻機動隊」は、パソコンが普及していなかった当時ではピンと来ない設定でしたが、現在のネット環境を背景にするとかなり現実味のある作品。作者の士郎正宗さんの先見性というか、未来を感じ取る力にはただただ驚愕するばかり。。

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さすがGoogleというか、Google Earthで数ヶ月前に追加された機能、天体情報を、Web版「Google Sky」としてリリースした。

「身近な天文学」「赤外線」「マイクロ波」「歴史的」というタブが右上に付いてて、切り替え可能。…しかし、「赤外線」や「マイクロ波」って知りたい人いるのかね(笑)

「歴史的」は、1792年にジョヴァンニ・マリア・カッシーニが作成した天体図に基づいた画像のよう(詳細はこちら)。

世の中の全ての情報をインデックス化するというGoogleの挑戦。
その無謀とも言えるMissionも凄いけど、こんなワクワクする事に、採算度外視で取り組めるのが何より羨ましい~!!

昔フジでやってた「トリビアの泉」と何やら近しいものを感じる。
いい大人が、本気でバカみたいな実験してたっけ。。

けど、こういうバカみたいなことを、ほんとはみんなやりたいんだよね。
予算だ売上だ、なんて事を気にせずにさ。

Googleの株価が高いのは、もちろん広告モデルが成功してるからってのもあるけど、こういう夢を見させてくれることに対して期待してるって部分もあるんじゃないのかな?

Google社は現存する会社の中で、数少ない夢想家(オポチュニスト)集団。
今後もGoogleの快進撃はまだまだ続きそうだ。

福岡伸一氏の著作。

氏は生物細胞学者のようで、生物と無生物の境は何か?という問いから話が始まります。

最初に「自己増殖が出来るのが生物」と定義しますが、その場合ウィルスは生物になってしまう。
ウィルスは単細胞生物にも分類されない、単純なたんぱく質らしいですが、他の細胞に寄生して増殖することができる。
しかし、ウィルスには生物に宿る、一種の躍動感のようなものが感じられない。。
そんなウィルスを生物と呼んでもよいものか?

本書では、DNA、及び二重螺旋構造発見の歴史を遡り、氏が研究を行っていた、すい臓の消化酵素が体内に分泌される仕組みを解き明かす過程で、生物の偉大さに改めて気付く構成になっています。
あらすじを簡単に書くとこれだけですが、科学に興味が無い人でも、グイグイとラストまで引っ張ってくれる興奮があります。

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スパイク・リー監督作品。

主演がデンゼル・ワシントンって知ったのは観終わった後なのですが(笑)、こういった強盗を扱った作品には珍しく、最初から最後まで一人も死なない、後味の良い作品です。

脚本も良く出来てて、そもそも何故強盗に入ったのか?それを最後まで明かさずに、また主犯のクライヴ・オーウェンもどうやって最後脱出するんだろ?と最後まで飽きさせませんでした。

展開の早いサスペンスにありがちなハラハラするような緊迫感は無いんですが、しっとりとした感じというか、大人のサスペンスというか、何か妙に安心して観れた気がします。

ジョディ・フォスターも久々。やっぱりいい女優さんですねー。
昔「マーヴェリック」を観てからすごく好きなんですよね、この人。
知的な美女というか。。

映画観てると思うんですが、自分はどんなに見た目が粗野だとしても、振る舞いの中に知性が感じられる、知的な女性が好きなようです(笑)

映画館で観るほどの作品ではないと思いますが、DVDならば借りて観る価値あると思います。


熱海にて。

久しぶりに見ました、この郵便ポスト。
まだ現役で頑張ってたんですねー。