published by よねさん

洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて
洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて

苫米地英人さんの著書。

「洗脳支配」とタイトルにもある通り、WGIP(War Guilt Information Program)などの洗脳話も出てくるが、昔小林よしのりさんの「ゴーマニズム宣言」読んでた身としては、既に周知の事実。「ゴーマニズム宣言」は、マジな話で、戦後から引き継がれそのまま学校で教えられたコトで身についた、私の洗脳状態を解いてくれたと思う。だからこそ、小林よしのりさんの本は今でも読んでる。

閑話休題。。

まずは目次の紹介。

プロローグ 洗脳経済140年の呪縛
第1章 日本人にかけられたヒルガードの洗脳
第2章 みそがれた階級
第3章 マネー経済の奴隷
第4章 経済で行われる洗脳テクニック
第5章 洗脳経済から自由になる方法
エピローグ 私たちを待ち受ける次なる洗脳プログラム

第2章で語られてる「人間の順位を決めることは、人間を洗脳し、奴隷化する技術のひとつ」という話が面白い。もっとも、何らかの組織はたいていヒエラルキーが存在するけども。この階層を上がりたいという支配される側の「欲求」が、支配する側としては都合がいいってことなんだろうな。。自分は基本的に組織のフラット化が希望で、会社などの組織も「役割」の違いはあれど「身分」の高低は無いという考え方で、ヒエラルキー上がりたいという欲求が皆無なので、この洗脳は効いてないことになるかな。

勝ち取るべきは、「つくられたリアリティーからの解放」が鍵と著者は言う。そしてまずは「煩悩」に打ち勝つ必要があると。。「煩悩」は「欲望(欲求)」と言い換えてもいいかな?「煩悩」はもっと原始的な欲求というイメージがあるが。一番わかりやすいのが「性欲」。これって、仮に自分が支配する側だとしたら、一番コントロールしやすいよね(笑)その次が「金銭欲」「名誉欲」かな。。

3章で解説されてる、郵政民営化による、日本預金がアメリカ政府へ流れるからくりが興味深い。なるほど、新BIS規制により、日本の国債より利回りの高いアメリカの財務省証券(しかも実質返済されない)を購入することで、間接的にお金が流れるわけか。。これだけ債務超過の日本で、国民貯蓄が外資へ流れたら、たしかにすぐに財政破綻する。

同じく3章で解説されてる、銀行の「信用創造」の話は目から鱗。

信用創造するために日銀の当座預金として預ける証拠金を(預金)準備率というらしいが、この準備率が定期性預金は0.05~1.2%、その他預金は0.1~1.3%とのこと。ってことは、原資を1000倍に出来るってことだ。1万円を銀行に預ければ、銀行はその1万円を日銀経由で1000万円に増やして、借り手の口座に創造できる(マネーサプライ:情報空間の概念を増やせる)ってことでしょ?なんじゃ、それ??だったら住宅30年40年ローンなんて、何で銀行に高い金利払って借りなきゃいけないんだ??

ついでに、日本の日銀に当たるFRB(アメリカの連邦準備銀行)が株式会社で、株主がヨーロッパの個人銀行主ってのも目から鱗。ヨーロッパ⇒アメリカ⇒日本と繋がってるわけだ。このあたり、ロスチャイルド家とかの本を読めば、もっと深いつながりを理解出来るんだろうな。。

しかし、4章のインフレによる預貯金の目減り&返済必要の無いお金として政府に使われているという話は、目から鱗でもあるが、すごく惨めな気分になってくる。本にある通り、預貯金=「税金」、しかもほとんど国民に還元されないお金じゃないか。。

サブプライム問題で、アメリカの銀行はほとんど損はしていない。帳簿上のマイナスと実際のマイナスは銀行の場合違う。そりゃ、「信用創造」なんていくらでもマネーを増やせる便利な仕組みがあるんだから。銀行に普通の会計制度導入したって全く意味ないよ。

ただ、「B層マーケティング」の話は的外れだな。。自分自身この世代だからわかるが、小泉総選挙で小泉自民党に投票したのは、もうちょっと下の今の20代後半から30代前半でしょ?この世代は団塊ジュニア世代よりもっと不幸だわ。。

今後、日本がインフレになり、仮に財政破綻して韓国のように(ヨーロッパ支配階級の代理人である)IMFの管理下に置かれる未来が待っているとしたら、円紙幣は紙くずになってしまう(・・円預金は既に価値がない)。で、著者は「金」などの貴金属を買え、と提案する。たしかに現実的。

最後の章で、 「支配は消費行動をコントロールすることで決まる」と説く。おそらくそうだろう。。一番簡単なのが「性欲」だけど、たいていの人は「性欲」だけでは動かない。であれば、「消費(物欲)」がその次にコントロールしやすい。対象が広いというか。「金銭欲」もこれにつながる。お金が無きゃモノは買えないので。

「IMF」VS「非兌換性情報通貨(ベチユニット)」という対立は面白いな。。

たしかにリアルマネーにつながった瞬間に、既存システム(お金、銀行、政府、IMF)に全て絡め取られてしまう。だからこそ、リアルマネーと繋がらない価値を、情報空間(IT)の世界に創り出す。これは面白い。ポイントシステムがそれに近いけど、今はリアルマネーとどうしても結びついてるからな。。一気に1億ポイントを付与したりできないので。 何か情報空間的に価値があるものであれば、1億ポイント払い出すような仕組みができ、かつそのポイントで、お金ではなく、リアルなモノと交換できるようになれば。。。

いやー、目から鱗落ちまくりの内容でした。
苫米地さんの本初めて読んだけど面白いわ!!

最後に、一番最後のページに書いてある著者の提案を引用して終わりたい。

われわれがいまから準備しておくことは、預貯金をしないこと。自己の消費をコントロールすること。お金を貯めたいのであれば、金の現物を買うこと。REITではなく現物資産としての不動産を購入することでしょう。どうしても預金をしなければならない時は、地元のローカル金融機関にすること。そして預金の運用は国内資産のみで行うことを強く要求すること。そしてみずからの付加価値は情報空間にどんどん生み出していき、けっしてドルや円などの通貨と交換しないことです。

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